ねじJAPAN投稿後記|ねじの基礎知識講座|ねじJAPAN

Vol.18 ねじJAPAN投稿後記

再編集にあたり、当時の先輩諸兄が築いてこられた道程を思い返す気持ちで読みふけってしまいました。
皆様には十分にお伝え出来ているか?ご満足いただけたか?と思っております。
この記事の内容は ねじの作り方の、ほんの「入り口」しか御紹介しておりません。
本来ならもっと深く詳しくお伝えしたかったのですが、不明な点があればお気軽にお問い合わせして頂くことが最良です。
冒頭にもお話ししましたが、たかが「ねじ」、されど「ねじ」です。

今も周りを見ますと、机、椅子、電話、パソコン、計算機、キャビネット、エアコン等など、ねじが無ければ存在しない物ばかりです。ねじは、重要なのに軽視されがちで、無ければ誰もが困ってしまう、そんな存在です。
当社も創立以来95年余りに及んで「ねじ」を生産してきました。
時代の流れは色々ありましたが、やはりねじは無くてはならない、あって当たり前の商品です。
ねじ業界のトレンドとしては、顧客のコストダウン要求から、この数年来は輸入品が増え続け、生産拠点の海外シフトに伴う現地調達化など、現在の日本のものづくりが抱える厳しい環境に立たされています。
それでも昔から何とか頑張っている底力があるというのか、「ねじ」業界は不思議な業界です。
面白いことにこの業界では、たたき上げの職人さん、営業マンの方がまだまだ多くおられます。
またメール、インターネットなどのITを駆使しながら、相手に会いに行き信頼を得る営業マンが多いのも事実です。
受注しても数万円と、高額にならない仕事が多いのも、この業界ならではの事です。
その上に必要以上の品質を要求されたり、ビックリするような重要な箇所に使用されていたり、と苦労は絶えません。
しかしながら何処にでもねじはあります。

またここ数年は、リーマンショックによる世界的な不景気があったかと思えば、昨年は未曾有の天災であった東北大震災があり、タイ国での河川大氾濫など、経済にも深く影響を及ぼす事件が数多くありました。
また、インターネットの普及によって世界が一つにつながる中で、日本のものづくりの優位性がなくなってきているのも事実です。
しかしながら、車メーカーを筆頭に日本の最先端技術を背負って、日々の新製品や製造方法の開発などに渾身の努力をされている企業様が多いのも事実です。

「ねじ」の商いを通してお客様に接するのですが、いつもながら感心させられるのは日本の民間企業の方々には誇り高いサムライ魂を感じ取ることが出来ます。特に震災直後の復興にかける各メーカー様や商社様の前向きな姿勢には本当に頭の下がる思いです。
螢筌泪轡覆發客様のお声に慎重に耳を傾けて、トータルコスト低減のご提案や、VA・VE提案など、他のメーカー様とのタイアップなどの協力体制を図りながら、日々努力邁進しております。
一つの小さな中小企業でしか出来ないことも、コラボレーションによって案件を開拓することもビジネスチャンスを生む重要なポイントです。これからも共にがんばりましょう!!

最後に皆様のご多幸とご健勝を願いまして挨拶に代えさせて頂きます。

(株)ヤマシナ 技術開発課 池田 誠司 TEL 075-591-2838