客先より指摘された内容で、真鍮小ネジのM1.6〜M6の強度区分が、JISの規定では、材料区分の記号がCU2になっており、引っ張り強さについては、最小440N/mm2で規定されていますが、実質的に流通している、プラスの真鍮ナベ小ネジ等は、材質C2700W-1/8Hを使用しており、材料検査成績表を取り寄せると、引っ張り強さが、345〜440N/mm2になっており、JIS規定をクリア出来ていないと思うのですが?
また、理由を製造工場に尋ねると、40年前後立ってますが、マイナスネジからプラスネジに変わったときに、プラスだと、パンチの持ちが悪くなったので、現行の材料になったとのことですが、その時になぜ、JIS規定の変更が無かったのか?
また、なぜ、JIS規定を満足しない商品が、流通したまま、放置されているのか?
この辺りをユ−ザ−の設計者に納得していただける、見解があれば、お教え下さい。
よろしくお願いします。
ねじ商社/販売系会社社員
[回答]若干乱暴な言い方ですが
>その時になぜ、JIS規定の変更が無かったのか?
JISの規定が「ねじを作る方の理屈」「ねじを使う方の理屈」と、かけ離れたところで制定されているから。
>また、なぜ、JIS規定を満足しない商品が、流通したまま、放置されているのか?
使用上、何の問題もない強度だから。
こんな感じではないでしょうか。
実際、同じような事はかなり多く存在しているようです。
ねじ製造会社社員 2009-12-25 22:54:42
[回答]追伸
JISB1111の「十字穴付小ねじ」のうち、現在市場に流通しているもは、ほぼ全てが「附属書」の方になります。
こちらの3.3「黄銅小ねじの機械的性質」には「受渡当事者間の協定による」とうたわれていますので、必ずしも引っ張り強さが440程度無ければいけないというわけではないと思われます。
上記のように、現在の市場品は「附属書」の方が大半をしめておりますので、市場をご存知の方が設計する際には良いのですが、そうでない方が設計すると、いざ「ねじ」を購入しようとしても、どこを探してもない、という事も実際に多いです。
このあたりが、関係のないところでJISが制定されてしまっているという事になると思っております。
という事で、弱い業界ではないと思いますがいかがでしょう。
ねじ製造会社社員 2009-12-28 16:05:34
[回答]ありがとうございます
ありがとうございます、参考にして種々調査して、回答してみます。助かりました。
ねじ商社/販売系会社社員 2009-12-28 17:32:12
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