強度区分と硬度

腐食性ガス雰囲気中では、HRC36以上の高強度材は応力腐食割れの可能性があると聞きました。
その為、強度区分12.9のSCM435六角穴付ボルトの変わりに10.9のボルトを検討していますが、硬度は、JIS規定値の「HRC32〜39」しか見つかりませんでした。SCM435の強度区分10.9のボルトにも、この範囲がそのまま当てはまるのでしょうか。

ねじユーザー企業(その他/技術者)

[回答]ボルト強度区分が基準となります

JISB1051「炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−−ねじ及び植え込みボルトの機械的性質及び物理的性質の規格−−において強度区分を満たすためには、引張り強さ、硬度、降伏点等の数値をクリアーしなくてはなりません。強度区分が同じ場合は、六角穴付ボルト、六角ボルトも同様になります。なお、ねじの径により(一般的にM22以上は)両者とも強度区分10.9の製品が多いです。なお、鋼の硬さに対する引張り強さ(近似的換算値)が(硬さ換算表SAEJ417)で参考として、鉄鋼JISブック巻末参考に記載されています。

ねじ商社/販売系会社社員 2010-01-21 14:11:11

過去記事アーカイブ 人気の記事10件

新しく質問を投稿する場合には、ねじのしゃべり場をご利用下さい

今ご覧のページは、「旧掲示板 過去記事アーカイブ」です。
新しく記事を投稿する場合は、「ねじのしゃべり場」をご利用下さい。