ダブルナットの締め付け方法を教えてください。
ねじユーザー企業(その他/技術者)
[回答]普通に締めれば良いのでは?
ナットとナット間にワッシャーなどをかまさないでください。一個目を適正トルクで締め、二個目は手で緩まない程度に締めればよいのではないでしょうか。
他の意見があることを期待します。
ねじ商社/販売系会社社員 2007-04-19 11:38:25
[回答]ダブルナットについて(その1)
・ダブルナットは適正な締め付け作業が必要であり、 それが不十分であると優れた効果を失う。
・締結方法
下ナットをT1なるトルクで締結し、F1なる軸力 を発生させる。
上ナットをT2なるトルクで締結し、F2なる軸力 を発生させる。
上ナットをスパナで回り止めし、下ナットを他のス パナで逆方向に回転してロッキングする。
軸力の所望値 Ff
下ナットの予備締結軸力 Fp
上ナットの締め付け力の上限はFfにとる。
下ナットの締め付け力の上限は、適用する締結体 において弛み止め効果が期待できる最小の締結軸 力〜Ffの間にとる。実際にはFfにとる。
ねじユーザー企業(その他/技術者) 2007-05-13 17:23:29
[回答]ダブルナットについて(その2)
続きです
下ナットの逆転が進んでロッキング力FLが発生し始めると締結軸力は低下し始めるため、上ナット締結力F2の値はFfより大きめに与える必要がある。
ロッキング後の軸力F4をFfにとると、上ナットのねじ山にはFf+FL、下ナットのねじ山にはFLだけが負荷される。
一般にロッキング力FLは、締付け力Ffに比べればかなり小さな値であるため上並下低の配置とする。
下に低ナットとするとボルトサイズが小さい場合スパナが厚すぎて使えなくなるため、その場合は上低下並とする。
下ナット逆転のさい、上ナットが座面の摩擦力により共回りすると軸力の低下につながるためナットの保持が重要である。
ねじユーザー企業(その他/技術者) 2007-05-13 17:25:37
[回答]ダブルナットについて(その3)
続きです
・結局このような締結作業が一人で出来るような締結体はそうないので現実的には成立しない場合が多いと思う。また、弛みで困るような環境下で適用するには締結方法のコツが難しく、十分な効果を発揮するには熟練度がいるので、実質的な弛み止め効果を発揮しづらいのではないか。
ねじユーザー企業(その他/技術者) 2007-05-13 17:26:49
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