ステンレスねじトラス頭M4×10程度の製品重量のバラツキをミクロン単位に抑えるのは可能でしょうか?
ねじ製造会社社員
[回答]不可能ではないですが
高価なものになります。
通常の建築ねじは精密機器と比べ非常に公差の大きいものです。
お問合せのようなねじを製作しようとすれば、このような精密機器の部品を製作しているところで、切削などで製作しようと私なら考えます。
この方法が高価な方法です。
何故必要なのでしょう?
ねじ商社/販売系会社社員 2006-09-30 10:38:00
[回答]ばかばかしい話なのですが、、、
あくまでもトライアルの話なのですが、、、
後工程で問題が起き、問題解決の方法のひとつとしてこの様な飛躍した考えが持ち上がりました。
1ロット分のブランクの質量を安定供給出来れば、大きな寸法公差内で各寸法がばらついても重量のばらつきは抑えられるのではないかという考えです。
使用材料の線径や比重のバラツキがないことが前提ですが、製作時のブランク切断長さや切断面を一定にして供給出来ないかとのことです。
使用機械はダブルヘッダーです。
ねじ製造会社社員 2006-09-30 22:34:18
[回答]そうですか
線材、伸線での安定供給、ダイスの徹底管理等も必要になるため、やはり、現状の製造ラインでは不可能に近いと思われます。
後工程での問題とのことですが、ご返信いただいた中にあるよう「飛躍」しているという点で同感です。
現状の問題点を観点を変えて解決するほうが良いと私も思います。
ねじ商社/販売系会社社員 2006-10-04 14:47:09
[回答]参考になるかどうかわかりませんが.....
アメリカの大手ねじ屋を訪問したとき、この会社のイギリス工場で航空機用のファスナーを製造しているとのことで、イギリス工場やドイツ工場なども見学してきました。
イギリス工場を見学しているとき、航空機用ねじや宇宙産業用はミクロン単位での管理が必要になる、と言っていました。現場での製造、金型の材質や精度及び使用限界数量の設定、検査、品質管理などいろいろ見てきましたが、大変な作業です。製造はすべてダブルヘッダーから多段打ちで日本製のヘッダーも多く使っています。ですから御社でも出来ない、と決めてしまうのは早いと思います。
日本で航空機用やミサイル等のねじを作っている会社なら、たぶん同じような管理をされていると思います。
ねじユーザー企業(弱電・IT/一般) 2006-10-22 07:48:11
[回答]補足説明です
私はねじユーザーですので、はっきりしたことは分かりませんが、ヘッダー工具が連続生産で多少太ってくれば、当然、頭の径やねじ径が変わってきます。先ほど説明した企業の最初の管理はヘッダーに供給する材料の管理です。材料は仕入れるたびに多少太さが変わりますが、M4×10の普通のねじでは問題がありません。
要は、切断した材料の質量管理です。材料があたるストッパーもへこんだりしますし、力を入れて押せばたわみます。押し足りなければ供給不足になります。
常に一定に、例えば今回仕入れた材料で頭部分の質量を含めて22mm必要で、カットした時の質量が0.52gだったとします(仮定)。材料を乗せ変えても、常にこの質量を保つ必要が出てきます。ポイントは最初の切断時における質量管理のようです。
そのため、材料の供給装置、センサーの取り付け、材料を載せる台の工夫、ストッパーに代わるセンサーの工夫などがスタート点です。
ねじユーザー企業(弱電・IT/一般) 2006-10-22 08:10:56
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