ねじ部品材質組み合わせ

非常に興味深く拝見させていただいております。
さて質問ですが、以前、ボルト折損するトラブルが発生した際、あるメーカより下記内容の見解をいただきました。
ボルト・ナットの組み合わせではナットはボルトより材質強度を落としている。例えば、ボルトがSCMであればナットはS45Cを選定している。
このような考え方は一般的なのか、正論なのかどうか未だに理解できておりません。皆さんの知恵をいただきたく、宜しくお願いします。

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]ねじ部品材質の組み合わせ

締結機能と機械的特性(化学的は別)の見地だけからお答えします。ボルトよりナットの材質を落としてもよいというのは一般的な正論です。ただし,SCMがS45Cよりねじ材料として適しているかは異論もあるところです。ボルト・ナットとも材質だけでは機械的性質は決まりません。JIS B1051,B1052をご参照ください。この規格にボルト・ナットの材質と強さ(強度区分)の組み合わせが示されています。ボルトは強さだけでなく,靱性も大切ですから,引張り試験の時の伸び・絞り率なども注目しなければなりません。

選択無し 2006-04-27 00:00:00

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