SS400とSCM435のボルトの曲げに対する強度について

前略、お世話になります。
早速ですが弊社の製品でSS400(生材)のボルト(M6)を使用しているものが、客先でねじ部より破損する不具合がありました。対策としてSCM435のボルト(強度区分:11T)に変更しましたが、客先より「引張強度は増したが、硬くなった分脆くなり、曲げなどに対して弱いのでは?」という、問い合わせを受けました。
手持ちの参考資料などを見ても曲げに対するデータが
なく、困っております。
客先に対して両材料の曲げ強度のデータを提示したいのですが、なにか良いデータはありませんでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご対応の程よろしくお願い致します。

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]4.8と10.9ボルトに関しまして

4.8ボルトから10.9(SCM材)にすることで脆くなるというのは違います。
10.9ボルトの場合熱処理で焼き入れ、焼き戻しを行ないます。焼き入れのみを行なった場合靭性がなくなり脆くなりますが、焼き戻しを行う事で粘りのある金属になります。ボルトの表面の硬さは高いですが心部に関しましては表面より柔らかいです。
JIS B 1176に機械的性質が記載されております。
ねじの曲げに関する資料に関しては、試験を行なわなければ分からないと思います

選択無し 2005-10-01 00:00:00

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