ABS製のボスに対して同じ呼び径(2mm)でPタイトとBタイトを締め付けた時に締め付け初期段階でPタイトの方でボスにクラックが生じました。感覚的には、Bタイトの方がピッチが細かいため樹脂にかかる負荷は大きいように思うのですがこのような傾向は一般的でしょうか?また、このままの状態でBタイトを選択しても問題ないでしょうか?
ねじユーザー企業(技術者)
[回答]ボスのクラック
ABSの樹脂に対してですが、Pタイトはねじ山角度が45度、Bタイトはねじ山角度60度となっており、樹脂へのストレスを考えるとPタイトの方がストレスが少ないです。
もしよりよい締結をお求めになるのであれば、弊社で取り扱いしている、熱可塑性樹脂専用タッピングねじのノンサートをお勧めします。ノンサートはねじ山角度が30度で樹脂へのストレスが非常に小さくなります。今回の案件のようにクラックが発生したところでノンサートに変更して改善された例もあります。
詳しくは一度ご連絡ください。適正な下穴、締め付けトルクをご提案いたします。
選択無し 2005-02-19 00:00:00
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