強度区分が10.9以下のおねじに関してはクロメート、ユニクロ等の表面処理により耐食性の向上をはかっております。しかしながら12.9以上になりますとキャップでは四三酸化皮膜になり耐食性が芳しくありません。クロメートを行いベーキングした際、遅れ破壊の危険性がありますが12.9以上の強度区分にたいして有効な表面処理はあるのでしょうか。
・表面加工における膜厚は8μm程度なのですが
・SSTに関しましては赤錆発生1000時間を希望しております
ねじ商社/販売系会社社員
[回答]12.9のメッキについて
メッキの種類はいろいろありますが、
ジオメットをお奨めします。
処理は何処のメッキ屋さんでもやってくれると思います。
宜しく
選択無し 2004-08-19 00:00:00
[回答]ダクロ、ジオメット
表題の質問ですが、確かにJIS等を参照しますと、強度区分が12.9以上になりますと、遅れ破壊の観点から酸洗いなどを推奨しておりません。上記の回答でもありますように我々が処理しておりますジオメットやダクロ処理といったものは工程中に酸洗いの工程がなく、また高耐食といった観点から従来より強度区分12.9にも採用されているケースがあります。ただし、注意すべき点として液に浸漬、振切り、乾燥といった工程ですので、ボルトの形状において、膜厚に差(ねじ山頂、谷部など)が発生するケースがあります。従いまして、ナットとの勘合性というものが問題になってきますので、確認する必要があります。
選択無し 2004-08-20 00:00:00
[回答]ディスゴ
耐食性1000時間以上で水素脆性の問題をクリアするにはディスゴ処理がよいと思います。池田金属工業株式会社では12.9の六角穴付ボルト、10.9の六角ボルトを標準在庫していますのでお問い合わせ下さい。
選択無し 2004-09-04 00:00:00
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