1.6mmの鋼板にM3並目ねじのタップを立てています。
8kgf-cmで締付けた時、ねじ山が破損する部品がある為
簡易的にピンゲージで山径の検査をしています。
M3の内径はΦ2.459〜2.599が公差ですので
Φ2.45が止まり、Φ2.59が通る検査をした所
20%もの不良が出てしまいました。
本当に部品が悪いのか、検査方法に問題があるのか
判断に困っています。
どなたか良い知恵はないでしょうか?
ねじユーザー企業(技術者)
[回答]めねじの不具合
1.1.6mm鋼板はたぶんSPCCであろう思います。JISの強さの下限は270MPa(28kgf/mm^2)です。
2.こねじのつよさを強度区分4.8としますと,締付け軸力の最大値はおよそ180kgfになります。
3.SPCC/1.6tのめねじの強さは160kgf程度です。
4.めねじ強さはめねじ内径などの目ねじ精度にはあまり支配されません。
5.めねじ下穴をプレスで抜くとき,金型を工夫して0.5mm程度バーリング(意識的なバリだし)をすれば改善されます。
選択無し 2004-04-27 00:00:00
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