6角穴付きボルトはなぜ直接締結?

6角穴付きボルトでざぐり面の場合Sワシャを使わない様にしています。使わなくて良い理由については、慣例的に教わってきた物で根拠が不明瞭な状態です。ただし、世間的に使用方法を見た場合同じような使い方をする例は多々あります。
本件に関して社内規約を作るに当たり、引用資料として公式に発表されているレポートなどを取りよせたいのですが、こういう資料をご存じないでしょうか?

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]六角穴付きボルトと座金

座ぐりしない場合は座金を使うこともありますが,座ぐりすると座ぐり穴径にマッチする座金がない場合が多いのでしょう。
座金の効用は議論のあるところですが,座面面積を稼いで陥没緩みを防止したいという気持ちがあるのでしょう。
陥没緩みを事前評価するためには,ボルトの強度(六角穴付きボルトは強度が高い),ねじの有効断面積とボルトの着座面積の比,被締付け部材あるいは平座金の限界面圧などを用いて締結設計しなければなりません。小著に解説があります。
ばね座金は緩み止め効果を期待している人が多いようですが,これは間違いです。権威者の著作文献にも記述があります。

選択無し 2004-03-23 00:00:00

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