めねじの転造について

袋ナット等に転造でめねじを形成する際、最終エンドユーザーから求められる品質のポイントはどこにあるのでしょうか?
直角度、下穴精度などにうるさいと聞きますがその理由についても教えて頂けないでしょうか?
また、フランクの面租度を測定するくらいの精度を求められる事があるのでしょうか?

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]袋ナットの場合

一般の袋ナットについては、キャップをスポット溶接しており、母材のナットは一般の規格品(2種)です。転造ではなく、切削タップにて加工しているはずです。
問合せのナットについては、圧(空圧、油圧等)の掛かる箇所にて使用することを想定しているのではないでしょうか?その場合には、ネジ精度、直角度、面祖度のいずれについても、かなりシビアな品質を要求されると思います。
以前、油圧関係に使用される袋ナットを扱ったことがありますが、スポット品のため、油のもれ対策として座面を研磨していました。それでも、キャップのはがれ等の問題は発生しました。
コストにある程度余裕があるのであれば、全切削品で対応したほうが良いかと思います。ただし、座面については、圧が掛かるケースでは、研磨工程が必要な場合もあるかと思います。

選択無し 2004-03-21 00:00:00

過去記事アーカイブ 人気の記事10件

新しく質問を投稿する場合には、ねじのしゃべり場をご利用下さい

今ご覧のページは、「旧掲示板 過去記事アーカイブ」です。
新しく記事を投稿する場合は、「ねじのしゃべり場」をご利用下さい。