座金の疑問2

疑問点1
 JISなどの座金は、ボルトの締結軸力に対して非常に座金の効く範囲が低すぎると思われます。なぜでしょうか?

疑問点2
 なぜ座金は完全圧縮して締結すべきなのでしょうか?座金の圧縮荷重>ボルト軸力で締結することによる弊害はどういうものでしょうか? (高周波での締結体の共振?接触面積の減少によるへたり増加?)

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]うーん。

同感です。正しい疑問点でしょう。
1:ねじ締結の用途は多岐にわたっています。とりあえず止まれば良いとしての使用もあれば一体化させるための使用もあり、コスト面や普及性などが考慮されて適当なところで規定されたと想像します。
2:座金のヘタリ等で緩みが発生しないように、しっかり締めなさいという事でしょうが問題点は多いでしょう。
一体化させるねじ締結では座金の圧縮荷重が大きいに越したことはありません。余り重くなければこれといった弊害はないでしょう。ねじに関する事柄はいいかげんな内容が多いと感じられますが、その用途の多様性を考えればしょうがないかなと思えます。
余談ですが、スプリングワッシャ,ワッシャ,座金なしの3通りの振動緩み試験の結果を本で読み、「ホンマカイナ」と思い自分で実験しましたが本の通り、耐振動緩み性は、座金なし>ワッシャ>Sワッシャとなりました。
しかし、世の中では緩み止めとしてSワッシャが普及しています。Sワッシャやワッシャは何のために存在しているのか。時間潰しに想像されてみては?
正しいクエスチョンをみて、ついつい長く書いてしまいました。僕はこのサイト、たまに覗くだけです。失礼。

選択無し 2003-09-08 00:00:00

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