防錆として表面処理する場合、メッキとコーティングどちらがすぐれているのでしょうか?
使用環境下)1)工水が常時かかっている、2)蒸気、ミスト状、3)海の波打ち際のように絶えず工水がかかったり、乾いたりの繰り返しするような場所。
ex)カニゼンメッキとデフリックコート処理
ねじユーザー企業(技術者)
[回答]メッキとコーティングどちらがすぐれているのでしょうか?
ご質問頂きました件について回答をさせていただきます。メッキ・コーティングとも優れたメリットがありますが基本的には表面処理であり輸送・締結時等により表面層が剥離する事により、防錆効果低下を防ぐことは出来ません。使用部材のコスト等の絡みも有ると思われますが耐食性の
ありますステンレス製の締結部材の使用をお勧めいたします。
特に耐塩素イオン用ス−パ−ステンレスを推奨いたします。
選択無し 2003-07-14 00:00:00
[回答]Re:表面処理について
回答有難うございます。仕様を書くのを忘れていましたが、ねじ径が大きく特殊加工しているものなので、SUSでは確かに防錆としては優れていると思いますが、価格的にも高価なものとなり、また強度区分10.9(OR12.9)となると対応できるものであるのか不安であります。また異種金属電位差による電食もおおいに気になるところであります。ボルトは防錆できたものとしても、被締結物との電食また、ねじ山、谷に介入する水による隙間磨耗からねめじの強度が懸念されます。
質問者 2003-07-14 15:18:47
[回答]めっきとコーティング
10.9 or 12.9の太径のボルトに電気めっきするのは破壊の危険性があることはご認識があるのでしょう。無電解Niめっきを比較対象に挙げておられますから。
電食や隙間腐食を視野に入れた質問者ですから相当な腐食・防食知識をお持ちです。締結部品と締結体の周辺環境が詳しく分かるとアルミニウムの犠牲腐食を応用した表面処理など若干の選択の余地はあると思います。
匿名希望の方ですから状況を明かせないご事情もあるかと思いますが,適切な助言が必要であれば下記に直接お問い合わせ下さい。
松木啓介/トリテクノ
tri_123@d4.dion.ne.jp
Tel.03-3555-0986
選択無し 2003-07-15 00:00:00
[回答]うーん。
大きなサイズの10.9,12.9との事ですので、それなりの締結力を期待されるわけでしょう。無電解Niの表面硬度は随分ですよ。締結時にボルトがメッキ層と共に伸びていく光景は想像し難いものがあります。コーティングの方がまだましと感じますが締め付け管理は面倒になるでしょう。
何か回避策を考えられたほうが良いと思いますが。
選択無し 2003-09-08 00:00:00
[回答]ご参考に
http://www.atengineer.com/freehp.nsf/homepage/adapt2403
防錆コート材です
選択無し 2005-02-23 00:00:00
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