高温でのかじり防止

[回答]焼け付き防止対策

　ステンレスボルト・ナットの締付時における焼け付き（かじり）の主因は、ステンレス鋼の特性によるもので、この特性を変える事は不可能です。
　　　・摩擦係数が大きい…ねじのかみ合い面での摺動抵抗が大きいので、発熱量が大きい。
　　　・熱伝導率が小さい…ねじのかみ合い面で発生した熱が発散されにくく、局部的に高温になり易い。
　　　・熱膨張係数が大きい…ねじ山の膨張によりねじのかみ合い面の接触圧が高くなり、摺動抵抗が大きくなる。
従って対策としては、潤滑剤による方法よりありません。一番簡単なのは油の塗布ですが、相手部材が汚れたり、手が汚れる等で嫌われています。それに変わるものとして、現在はテフロン系の樹脂皮膜を処理したものが出回っています。
今回の質問の400℃での使用ということでは、これも分解温度を超えており使用できません。
従って、400℃以上の耐熱性のある二硫化モリブデンの塗布が良いと思われます。ねじ用として耐熱温度650℃の二硫化モリブデングリスが市販されています。

選択無し 2002-11-22 00:00:00

[回答]ねじが齧らない為に

ステンレスでも種類が多く材質の選択は？
ねじの応力分布への配慮は？（荷重の集中とねじのたわみ歪みと高温クリープ）
ねじ面の表面処理は？（基本的にこの温度では通常の潤滑剤は有害）
サイト　http://thanks22.cool.ne.jp/nac をご参照ください。

選択無し 2002-11-22 00:00:00