非鉄金属製ねじの引張強さについて

非鉄製金属ねじ(銅合金,アルミ合金)でねじの呼びの区分“M1.6以上 M6以下”よりも“M6超え M39以下”の方が引張り強さの値が低くなっているのですが,これはなぜなのでしょうか?
素人的な考えからすると,呼びが大きくなると引張り強さも大きくなると思うのですが・・・。
本件につきまして,どなたか御教授お願いします。

一般消費者

[回答]加工硬化の影響

JIS規格の解説にも、何故質問のようになったかは記載されていません。
そこで推察ですが、意見を述べさせていただきます。
ねじ部を塑性加工した場合、加工硬化が発生し、ねじの引張強さは素材のときよりも高くなります。
しかし、ねじの呼び径が大きくなるにつれ、加工硬化に影響されない領域の割合が大きくなります。
すなわち、M4とM20では加工硬化による引張強さの上昇が変わってきます。
したがって、呼び径が大きなものは引張強さの値を小さく規定しているのではないかと思います。

選択無し 2002-10-24 00:00:00

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