M10用平座金の規格

はじめまして M10用の平座金について教えてください。JIS B 1256(1998)の規格に基づきM10用の並形の平座金を購入しようとしましたが、この規格に準じた外径20の平座金は流通していないようです。普通に購入すると前々改定の1963年改定の外径22になるようです。また、前回の1978年の改定の外径は21でこの平座金もあまり流通していないようです。何件かのねじの専門店にお聞きしましたが、答えは同じです。すでにCADソフトなどは新JISに移行しており、これらの登録されている平座金はがい径が20となっております。私は機械設計技術者ですが、ISOに対応していない製品が入手困難で、さらに、1963年の規格品が流通していることで大きな設計ミスを生じそうになりました。日本のねじ規格に関する業界のお聞かせください。

一般消費者

[回答]平座金の規格について

規格についてはご指摘の通り1963・1978の規格がまだ多く流通しており1998はほとんどありません。弊社では規格外の商品も多数在庫してます。外径20の厚み1.6ならあります

選択無し 2002-05-24 00:00:00

[回答]平座金

この質問は気になっていましたが,放置したままにしていました。遅くなりましたが実状をお答えします。
ご指摘の規格の問題は現状のJIS規格が(表向き)ISO規格と整合させて改正されているから,ほかのねじ部品でも頻繁に起きていえる問題です。六角ボルト・ナットもJIS規格(ISO都政号させて改正されたもの:規格本体と呼ばれている)と市中に流通しているものとは同じでないものが含まれています。ねじ部品の規格はダブルスタンダードになっているのです。(わかりやすい機械要素:上巻,p160,日本プラントメンテナンス協会,2001参照)
JIS B1256-1998平座金のM10の外径は20,市中に流通しているのは1959制定,1970改正の外径22ですが,もっと大きな問題は,一般に流通している並形平座金(部品等級C)の硬さの下限は100HVなのです。どちらの外径の座金を使っても受厚面積はボルト・ナットの座面面積の2倍強しかないのです。機械設計者は座面陥没を防ぎたくて平座金を使っていますが,平座金自身が陥没して,ほとんど効果はありません。
緩まない締結設計の詳しいことがお知りになりたいときは直接お問い合わせ下さい。

選択無し 2002-08-05 00:00:00

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