ダブルセムスネジの製造法

ねじ学びのコーナー他、いつも楽しく拝見させていただいております。
ところで、基本的なねじの製造法は理解できたのですが、セムスネジ、ダブルセムスネジなどワッシャー、バネワッシャーが組み込まれたネジというのはどのように製造するのでしょうか?

一般消費者

[回答]セムス

うちでは専門ではないんですが、
「組み込み専用の転造機」を使います。
これは単純にリベットが、供給するレールに入る前の段階で
ワッシャーが組み込まれるようになっていて
そのまま転造すればセムスネジに
なる訳です。

選択無し 2001-12-17 00:00:00

[回答]座金組込ボルトの製造法

ボルトの転造加工は、一般的には、ヘッダー加工により、まずねじ前の転造下径素材に仕上げます。転造下径とは、ねじの有効径とほぼ同じですが、若干の補正値を加味してあり、メーカーによって使用材料の材質や硬さの違いから若干の差があります。この転造下径素材の状態で座金組込専用機により座金を組込み、転造加工を行ないます。座金の内径は、転造下径より僅かに大きくしてあり、転造後はねじの山頂の径のほうが大きくなる為、座金が抜け落ちる事はありません。ここで考慮しなければならない事がありますが、それは熱処理の問題です。熱処理なしの座金組込みボルトであれば問題はありませんが、組込まれた座金はボルトと共に焼入焼戻しが行われる為、座金の機械的性質(強度)が変化してしまう事があります。従って座金の性状を変化させないようにするには、あらかじめ転造下径素材だけを熱処理した後、座金を組込んで転造加工を行ないます。この場合には転造下径素材は焼入焼戻しにより強く(硬く)なっている為、工具(転増ダイス)にはより大きな負荷がかかります。

選択無し 2002-01-16 00:00:00

過去記事アーカイブ 人気の記事10件

新しく質問を投稿する場合には、ねじのしゃべり場をご利用下さい

今ご覧のページは、「旧掲示板 過去記事アーカイブ」です。
新しく記事を投稿する場合は、「ねじのしゃべり場」をご利用下さい。