ボルトの引張強さを求める際に、ねじの切欠きを考えずに、単純に引張荷重をねじ有効断面積で割った値としているのは何故ですか?JISに準じたねじ精度である場合、万国共通でそのようになっているようですが。ねじの形状では、谷部に応力集中が起こらないのでしょうか?
単純なことかもしれませんが真剣に悩んでおります。
どうか宜しくお願いします。
ねじユーザー企業(技術者)
[回答]文献はありますが・・・
『ねじ締結の原理と設計』山本晃 著:養賢堂 発行
に、ねじの疲れという項目があり、その中に切欠き係数のことが載っています。
呼んでみたのですが、私の頭では、理解し、説明するのが難しいです。
必要であれば、FAXしますので、ご一報を・・・
選択無し 2001-12-06 00:00:00
[回答]誤字がありました
呼んで・・・
↓
読んで・・・
選択無し 2001-12-06 00:00:00
[回答]切り欠き係数
ねじ部の切り欠き係数は,ねじ部品の強度と呼び径(ピッチも)に依存します。
呼び径が小さく強度の低いものほど小さく,強度が高く呼び径が大きいものほど大きくなります。強度4.6/M3ではβ=1.68,強度12.9/M30ではβ=11.67になります。
この切り欠き係数は静的荷重に対しては無視してよいので,引っ張り強さの試験では荷重を有効断面積で割った値を採っているのです。
詳しくは小著「ねじ締結“新”常識のうそ」日経BPをご参照下さい。
選択無し 2001-12-07 00:00:00
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