ねじが専門ではない友人に聞いたので、根拠がないウワサかもしれませんが、
自動車に良く使われる、転造・据込の、ボルト・小ねじは、製造直後よりも数年経ったものの方がナメにくいという事はありますでしょうか。
つまり、強度が増したり、硬度が増したりする事はありますか。
実用的に問題にならない程度の変化であっても、学者の誰かが言っているとか、最近分かってきたなどという事はありますか。
本やインターネットで調べた限りでは、その様な例は見つからなかったのですが、友人が固執するので、専門の方に聞いて見たいと考えました。
よろしくお願いします。m(__)m
一般消費者
[回答]「なじむ」かもしれません
私個人の考えですが、小ネジなどは相手にもネジ(雌ねじ)がきってあります。これはあくまで公差の範囲で製造してありますから、それぞれぴったりのネジというわけにはいきません。ですからきつめもあれば、緩めもあります。それが年が経つに連れて「なじんでくる」ことはあると思うんです。質問のナメるというのがいわゆるネジバカのことであれば、古いネジほどその雌ねじ部にぴったりあってきているということで、きつく締めても大丈夫なのかもしれません。
選択無し 2001-08-22 00:00:00
[回答]経時強化
1)経時強化するねじはないことはありません。時効現象を起こす材質やコンディションの場合可能性があります。
2)炭素鋼でも条件によっては時効強化します。冷間加工した場合に起きます。しかし,その程度はわずかです。ねじではありませんが,ばねなどではこれを利用した強化法を採っているものもあります。
3)時効を促進させるために350℃の短時間加熱することがあります。青色に着色するためブルーイングと呼れています。
4)そのメカニズムがお知りになりたいのであれば,文献をご紹介します。
選択無し 2001-08-23 00:00:00
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