強度区分5.8の六角ボルトについて

六角ボルトのJISを見ますと、強度区分5.8の六角ボルトは有効径六角ボルトしかないのですが、呼び径六角ボルトでは作れないのですか?
強度区分5.8の六角ボルトはすべて有効径六角ボルトになるのでしょうか?

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]在ると思いますが?

たしかに、JIS B1180では、そうなっています。
しかし1997年版のハンドブックには
「ISO4014〜4018,ISO8676及びISO8765によらない六角ボルト」
という付属書が付いており、その中には規格があるので探せば見つかるのでは?
尚、付属書には、有効径六角ボルトの概念は導入されておらず、全て呼び径六角ボルトです。

尚、破断時の伸びに若干の不安は残りますが、
5.8が見つからない場合6.8を使用していただければよいのでは?
破断伸び以外の項目では6.8の製品は5.8の規格内です。
(下限規格がほとんどで上限は3.6から6.8まで同じになっているため)
メーカー側では、破断伸び25%以上を確保できる6.8のボルトを造れば、
そのボルトを市場に出す際には、3.6,4.6,4.8,5.6,5.8及び6.8の
どの強度区分を表示しても良いことに(規格を満たすという意味で)なります。
メーカとしては6.8で売りに出しちゃうと思いますけど。

参考になれば幸いです。

選択無し 2001-06-06 00:00:00

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