ヘリサートの目的

アルミの被締結部材にヘリサートを使用すると緩み止め効果はあるのでしょうか。また、繰り返し締め付けを行わない個所にはヘリサートを使用しなくても
問題ないのでしょうか。非締結部材はA5052、A6063が多く、7000系、2000系を使用する場合もあります。ボルトは10.9、12.9の鉄製です。
ちなみに弊社でのA5052を使用したテストではヘリサート有りと無しの間に強度については大きな差はありませんでした。

ねじユーザー企業(技術者)

[回答]ヘリサートの目的

ヘリサートを使用する事によりアルミの被締結部材との「せん断面」が大きくなる為、
ある程度の緩み止め効果はあると思われる(締結部品とヘリサート、ヘリサートとアルミ
の被締結品で)又ロックタイプのついた品物もある。
また繰り返し締め付きを行なわない箇所にも使用する事によりメネジの補強にもなる
又、使用する締結部材のサイズでトルク管理する事が出来る。(メネジの耐久性を増す)

                        
                     

                       

選択無し 2001-06-18 00:00:00

[回答]ねじの緩み防止

ねじの緩まない為には勿論ねじの噛み合い状態(ピッチ等)も重要ですが、被締結材がアルミ等の軟質材であればむしろ圧縮応力による挫面の挫屈やねじの集中応力による変形、及びボルト径と有効締め付け厚さの比のバランスがより問題と考えます。 ボルト材料が高強度クラスを使用されていることを考慮すると比較的強度の締め付け力を必要とされているように拝察しあますので、むしろボルト径を小さくし、座面の大きいナット(ボルト頭)を使用しボルト本数を増やすことが効果的と思います。 アルミ部材にねじきりをされているならねじピッチの細目化は雌ねじのせん断強度上限度があるとおもいますので、この意味ではヘリサートは有効だとはおもいますが、ねじ加工ピッチを小さくせずとも、実質のねじピッチを極小にする方法があります。(ボルトでもナットでも)。。。
詳細は当方のHPサイトをご参照ください。

http://thanks22.cool.ne.jp/nac

選択無し 2002-11-23 00:00:00

過去記事アーカイブ 人気の記事10件

新しく質問を投稿する場合には、ねじのしゃべり場をご利用下さい

今ご覧のページは、「旧掲示板 過去記事アーカイブ」です。
新しく記事を投稿する場合は、「ねじのしゃべり場」をご利用下さい。