No.322 [ねじの学び舎]ドリルねじとアルミ材|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

No.322|ねじJAPANニュース(メールマガジン)

このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

ドリルねじとアルミ材

各マスメディアが大きく取り上げられたように、アップル社のスティーブ・ジョブズ前CEOが56歳という短い生涯を終えました。

様々な人々がコメントを発表する中、一番印象深かったコメントがありました。
「世界中で多くの人々が彼の死を知ったのは、まさに彼が世に送り出した機器を通じてであるという事実こそ、スティーブの業績に対する最高の賛辞だろう。」―アメリカ大統領 バラク・オバマ氏

スマートフォンを世界に広めたスティーブ・ジョブズ氏が去ったネット世界はどのような新しい道へと足を進めるのでしょうか。
では、本日もねじJAPANニュースを最後までよろしくお願い致します。

ねじの学び舎

「ねじの学び舎」は、ねじJAPAN発行「質問技術相談集」のQ&Aを取り上げるコーナーです。知識向上にお役立てください。

質問: ドリルねじとアルミ材

ドリルねじについて教えていただきたく書き込みいたしました。
アルミ材を2枚重ねてドリルねじを用いて締結しようとしているのですが、それぞれのアルミ材の板厚が2mmで合計4mmとなっています。
ここにドリルねじを打つとかなりの力を要します。
アルミの板厚は変えずドリルねじの種類で対応できるのでしょうか?
お手数ですがアドバイスお願いします。

回答

2mmと2mmの2枚重ねで計4mmのアルミ板にねじ込まれるわけですが、ご質問では使用されているねじサイズが不明です。
4mmのドリルねじを使用したと想定した場合、推奨板厚は3.6mm以下であり、使用限度を超えています。
さらに2枚重ねのため浮き上がり(間に切り粉が挟まる)が発生し、条件はより厳しくなっています。
ところで、使用工具は何をお使いになっていますか?
充電式やエアードライバーは負荷がかかると回転数が落ちるため、ねじ込みに大きな力を必要とします。

しかし、テクスガン(マキタ6801N等)であればパワーがあり回転も高速であるため、ねじ込みに要する力は先の物より相当軽くなるはずです。
テクスガンでも満足できなければ、専用の特殊ねじで対応する必要が有りますので、一度ご連絡を頂けないでしょうか?

回答

5mmの六角のドリルネジなら板厚に対応できます。
丸エムさんが回答しているように施工の際浮きが生じる恐れがあるため詳しいことを教えていただけませんか。また、屋外に使用されるのでしたら電蝕の心配があるのでステンレスの使用をお勧めします。

編集後記

iPhone4Sで変わる通信キャリア選び方

★iPhone5ではなくiPhone4Sがリリース
10月4日(日本時間5日)アップル社が新製品の発表会を行いました。
注目されたのは新しいiPhone。
しかし、発表されたのは期待されたiPhone5ではなく、外観はそのままで中身を進化させたiPhone4Sでした。

さて、日本ユーザーとってはiPhone4Sの中身と同時に大きな注目を集めていたのが、新型iPhoneがソフトバンクの独占供給が崩れKDDIからも発売されることが決まったことです。
ソフトバンクのiPhoneユーザーは田舎でのエリアの弱さや都市部での通信速度の遅さに不満を抱く人が多いことは以前から指摘されていました。(1)
KDDIからiPhoneが販売されることで新規契約数から解約数を差し引いた純増契約者数で18カ月連続トップを走っていたソフトバンクの勢いも衰えるかもしれません。(2)

★これまでの選び方
さて、個人的にはiPhone4Sがソフトバンク社とKDDIの2社から発売されることは携帯業界にとって大きな節目になると感じています。
これまでは、NTTドコモやソフトバンクなどの通信キャリアと携帯電話機種の通信端末はセットになっていました。

私たち消費者は通信キャリアを選択する際、料金プランはもちろん通信キャリアがどのような携帯電話機種をラインナップしているのかという要素も通信キャリアを選択する際の要素になっていました。

★これから重視されるものとは?
しかし、スマートフォンの普及によってこの構図が崩れてきています。
既にソニーエリクソンのエクスぺリアはドコモとKDDIから、そしてiPhoneはソフトバンクとKDDIから、さらにドコモの人気機種ギャラクシーS2もKDDIから発売されるとの報道があります。

つまり通信キャリアと携帯電話端末がセットだった時代から、人気のスマートフォンに限って言えば、複数の通信キャリアから発売される時代へと変化しています。
そうなると、通信キャリアを選択する際の要素は、料金プランやエリアの広さ、通信速度の速さなど回線品質と料金設定という本質的な要素がこれまでよりも大きな位置を占めるていくことでしょう。

スマートフォンが普及するようになり、ドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの通信キャリアを選ぶ選択要素も変わりつつあるようです。
※すでにKDDIとソフトバンクの料金プランを比較した記事が多数投稿されています。購入検討中の方は参考になさってください。

【どっち!?】ソフトバンクとau(KDDI)のiPhone 4Sコスト、速度、サービスを徹底比較
KDDIとソフトバンクモバイル、「iPhone 4S」の料金プランを発表 10月7日から予約開始

参考
(1)「iPhone by KDDI」への期待と現実 スマホ時代の通信回線という古くて新しい問題
(2)ソフトバンクが18カ月連続純増首位、2011年9月の携帯電話契約数

2011/10/12配信