No.280 [ねじの学び舎]ボルト材質とかじり防止剤|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

No.280|ねじJAPANニュース(メールマガジン)

このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

[ねじの学び舎]ボルト材質とかじり防止剤

みなさん、こんにちは!
トヨタ自動車の大量リコール問題は一向に沈静化しません。
・トヨタ自動車の対応に問題があったのか?
・単なる日本バッシングなのか?
この真相に日本とアメリカという別の観点から迫った
読み応えのある記事をご紹介します。
★自動車業界に広がるトヨタ擁護論!
プリウスのリコールは本来不要だった
~不条理なバッシングの餌食になった企業の悲しい宿命
└→http://diamond.jp/series/ecocar/10030/
★トヨタを百回提訴した辣腕弁護士が警告
「これは理不尽なバッシングに非ず! 米国人はトヨタに狼少年を見た」
└→http://diamond.jp/series/dol_report/10035/
★トヨタが米国民を怒らせた本当の理由を語ろう
~米著名自動車コンサルタントのマリアン・ケラー氏に聞く
└→http://diamond.jp/series/dol_report/10033/
さて、みなさんはこの出来事をどのようにご覧になりますか?
というわけで、今回も「ねじJAPANニュース」をお届けします。

ねじの学び舎

質問:ボルト材質とかじり防止剤

水道用の配管を水道水のタンクに埋設する場合、配管のフランジ接合用ボルトナットは
どのような材質の組み合わせが良いのでしょうか。
(塩素の入った水の中で使用する事を想定しています。)
SUS304ボルト+403ナットの組み合わせですと、電蝕でナットが溶けてしまいます。
SUS304ボルト+304ナットの組合せですと、ねじのかじりが懸念されますが、水道水対応のかじり防止剤のようなものは有るのでしょうか。
宜しく御願いします。

回答

御参考までに
ねじJAPANからリンクしております
株式会社ナツハラ様のサイトを一度ご覧頂いてはいかがでしょうか。
日本水道協会検査工場に認定されているとのことです。

回答

油でないものをお勧めします
弊社も日本水道協会検査工場で、耐震貯水槽の内部の配管継ぎ手や支持金具を製作しております。
今回のケースはSUS304/SUS304の組み合わせがベストだと思います。
かじり防止剤はTOMコート(セラミック製)がございます。
耐食性への影響はまったくなく、JWWAK139の溶出試験をクリアしたもので、安全無害です。
在庫も多数用意しておりますのでご検討のほどよろしくお願いいたします。

編集後記

楽天でもなくAmazonでもない急成長の通販サイト

★地盤沈下が進む百貨店とは反対に躍進する通販サイト
百貨店の閉店が相次いでいます。
最近でも、松坂屋名古屋駅店や西武有楽町店の閉店が話題になりました。
百貨店業界全体ではこの2年間で20店舗近くが閉店するようです。
このように苦戦が目立つ百貨店業界と対照的に、あるアパレル通販サイトが急拡大しています。
それは、楽天でもなくAmazonでもない、インターネットモールの「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)

★「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)とは?
このZOZOTOWNとは、株式会社スタートトゥデイが運営する
「想像(SOZO)と創造(SOZO)のインターネット上のリーゾート」
ZOZORESORTのサービスの1つで、国内最大級のアパレル通販サイトです。
「UNITED ARROWS」「BEAMS」「SHIPS」「JOURNAL STANDARD」など
誰もが知っている有名ショップごとに分けられ
各ショップをWeb上でウィンドウショッピングする楽しさがあります。
1995年に現スタートトゥデイ社長の前澤友作氏が始めた
輸入CDの通信販売店がZOZOTOWNの原点。
その後、CDやレコードだけでなく、自分の好きなものを紹介していきたいという気持ちから
商品数とショップが拡大し、増えたショップを「街」というスタイルで1つにまとめたのが
「ZOZOTOWN」です。
ZOZOTOWNは、東証マザーズに上場済みで会員数は約190万人、EC事業全体の販売高は月商5,420百万円。(平成22年1月現在)
平成21年4月では、同会員数が約130万人、同販売高が月商1,982百万円でしたので、その急成長ぶりが見て取れます。(1)

★「カッコいい」が成長の秘訣
「急成長には特別な秘策があるのでは?」と思いますが、社長の答えは意外なもの。
>やっていることはごく単純で、ふつうの小売り・流通業です。
>ビジネスモデル的な新しさはまったくありません。
>ただ、その「表現方法」とか、実現する「仕掛け」が当社の強みですね。
>大事にしているのは、「カッコいいか」「カッコ悪いか」という
>自分たちの感性です
(スタートトゥデイ 前澤友作 社長に聞く【前編】
「『メッセージ』は“自然体”で“ストレート”に」より抜粋)
http://diamond.jp/series/takagi/10001/
確かに、ZOZOTOWNのサイトには
楽天やAmazonには無い「感性」があるように感じれます。
楽天では、同じ商品であっても価格の安い順に簡単に並び替えられます。
Amazonでは過去の閲覧履歴や購入履歴のデータから
興味あると予測される本や商品がトップページに表示されます。
確かに、それらの機能は便利です。
しかし、「便利さ=買い物をする楽しさ」では決してありません。
ZOZOTOWNのサイトにはショップごとのイメージムービーがあったり、イメージムービーに合わせたページ背景画像があったりなど
前澤社長の言う「カッコいい」という感性が
サイト全体に漂っています。
この感性を持って「カッコいい」サイトを作ることができる。
だから有名ショップの商品を取り扱うことが許してもらえるのでしょう。

★ショッピングするのは「感性」を持つ人間
インターネットという世界は
人と人が直接会うこと無くショッピングが完結できます。
(会うのは宅配業者だけ・・・?)
しかし、その世界で「カッコいいか」「カッコ悪いか」という
人間の感性を大事にしたサイト、ZOZOTOWN。
結局、インターネットでショッピングをするのは、機械が持たない感性を有する人間なのだ、ということを感じました。

文献サイト
(1)株式会社スタートトゥデイ
平成22年3月期 1月度月次商品取扱高、会員数の状況について
└→http://www.starttoday.jp/pdf/kaiji1001.pdf

2010/03/01配信