No.273 [ねじの学び舎]ステンレス製品の焼き付きについて|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

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このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

[ねじの学び舎]ステンレス製品の焼き付きについて

みなさん、こんにちは!
年賀状の作成が気になる季節が近づいてきました。
ハガキを送るときに郵便番号を調べるのは手間ですよね。
最近、Googleで郵便番号検索ができるようになりました。
郵便番号を知りたいときは、[郵便番号 (住所)]を入力、住所を確認したいときは、[(郵便番号)]を入力すれば、それぞれ結果が表示されます。
少しだけ便利になった検索機能を、皆さんも一度ご活用ください。
★これからは郵便番号も検索できます!(Google日本公式ブログ)
└→http://googlejapan.blogspot.com/2009/11/blog-post_6364.html

ねじの学び舎

質問:ステンレス製品の焼き付きについて

ステンレス製品の焼き付きについて教えて下さい。
よく本などでステンレスは熱伝導性が悪く、熱膨張性が高いので頻繁に焼きつきを起こす事があるとありますが、実際に焼きつきを起こす条件について教えて下さい。
手回しのドライバーや、指で締めつけるだけのような力でも
そのような現象は起こりうるのでしょうか?
宜しくお願い致します。

回答

ねじの焼付きは、ねじを締付けたり緩めたりする時に、雄ねじと雌ねじの接触面で発生する高い摩擦熱によって互いに溶融、溶着して起きると一般的に説明されています。
そうですね、実際手で回しただけでも焼付けは起る可能性は十分にあます。
余談ではありますが、焼付け防止として色んな物があります。
一度試して見られては?・・・

編集後記

予測不可能を可能にしたネット上の善意

★2008年流行語に選ばれた「ゲリラ豪雨」
あと一週間後、12月1日流行語大賞が発表されます。
「ファストファッション」「のりピーショック」など
社会で良く登場した言葉がノミネートされています。
去年の流行語の中に、「ゲリラ豪雨」がありました。
局地的に発生する集中豪雨を意味するゲリラ豪雨は、従来の気象観測技術が通用せず予測が難しいとされています。
しかし、それを可能にしたネットサービスがあります。
それは、「ゲリラ豪雨防衛隊」

★「ゲリラ豪雨防衛隊」その中身とは?
ゲリラ豪雨防衛隊は、パソコン・携帯電話向けに気象情報サービスを行っている
株式会社ウェザーニューズが行っている取り組みです。
携帯電話の有料サービスの一つに、ゲリラ豪雨が発生する危険性を携帯電話メールで知らせる
「ゲリラ豪雨メール」があります。
そして、ゲリラ豪雨を予測するためにサイト上で隊員を募り
25,000人超のユーザーで結成されているのが
この「ゲリラ豪雨防衛隊」です。
ゲリラ豪雨防衛隊による実際の観察レポート、そして観察レポートを報告するための携帯電話というネットワーク技術が、従来の気象観測技術では難しかった予測を可能にしました。
ゲリラ豪雨発生の可能性がある場合、まず「ゲリラ豪雨防衛隊」へ
ウェザーニューズから雲の監視依頼メールが送られます。
すると、隊員は雲を監視し
携帯電話でウェザーニューズへリポートを送ります。
ウェザーニューズはレポートを分析し、危険性のある地区のユーザーへ「ゲリラ豪雨メール」を
携帯メールで知らせるという仕組みです。
結果、この取り組みで「ゲリラ豪雨」を東京では90.6%、全国平均で79.5%事前捕捉することができました。
(2009年7月21~9月30日の期間)(1)

★ゲリラ豪雨防衛隊で活動するメリットって?
この仕組みの成功には、隊員からのレポート数の多さ、そして正確さが欠かせません。
では、ゲリラ豪雨防衛隊で活動すれば有料サービスが無料になるなど
金銭的なインセンティブがあるのでしょうか。
ありません。
それどころが、ゲリラ豪雨防衛隊に加入するには、ウェザーニューズの有料会員になりお金を支払っています。
では、ゲリラ豪雨防衛隊に入りレポートする動機は何ですか?
ウェザーニューズが防衛隊に行ったアンケートがあります。
防衛隊への「入隊の志望動機は?」の問いで、最も高かったのが「誰かの役に立ちたい」という志望動機でした。(1)
「来年も志望動機として活動したいですか?」の問いには、97%の人が「活動したい」と答えています。(1)
隊員がボランティアに近い動機で活動していることが分かります。

★ネット上で見られる善意
インターネットは社会の縮図だと感じます。
ネットを利用してビジネスをする人もいます。
中には、ネットを利用して犯罪をする人もいます。
しかし、人に善意があるようにインターネットの世界にも善意がある。
その善意を感じたネットサービスでした。
来年もこの取り組みが行われるようです。
時に人の命を奪うゲリラ豪雨。
新しいサービスによって被害が少しでも無くなるよう活躍を願っています。

参考
(1)人間の“感覚”と最新“技術”の融合で、“ゲリラ雷雨”事前捕捉率が大幅アップ(ウェザーニューズニュースリリースサイト)
└→http://weathernews.com/jp/c/press/2009/091022.html

2009/11/24配信