このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。
汗ばむ陽気の日が増え真夏日を超える日もでてきました。
春から夏へ日に日に一歩ずつ一歩ずつ近づいています。
さて、気温の上昇とともに気がかりなのが節電対策です。
パソコンの節電対策としてマイクロフト社がWindowsパソコン向けの自動節電プログラムを公開しました。
クールビスならぬ節電仕様にパソコンを切り替えるのはいかがでしょうか。
○Windows PC 自動節電プログラムについて(マイクロフト サポート オンライン)
「ねじの学び舎」は、ねじJAPAN発行「質問技術相談集」のQ&Aを取り上げるコーナーです。知識向上にお役立てください。
建築では、小ネジを止める時はワッシャーを通常入れてないのですが、M6やM8でボルトに成るとワッシャーは必要なのでしょうか、乱暴ですが六角穴付きボルト等は頭が丸いので要らない様にも思えますが。ワッシャーを使う事のメリットに付いてどなたか教えて下さい。
取付物にルーズホールがあいている場合などネジのかかりが浅くなるため使用されると考えられます。
我が国の六角穴付きボルトは強度区分12.9が一般的です。
被締め付け部材が鋳鉄以外の時は座面面積が稼げるので平座金を使うのが望ましいのです。
一方市中にある平座金は100HVか140HVで限界面圧(凹まない強さ)が低いためねじ緩みを起こしやすくなります。
規格には300HVが規定されていますが,実際には入手困難かも分かりません。
★新しいサービスが登場
スマートフォンでもパケット定額通信をし、ノートパソコン用にもデータ通信端末を持ち歩いている人にとってうれしいサービスがこの春に広がっています。
それは「テザリング」です。
★テザリング?
テザリングとは、スマートフォンをモデムとして使し、ノートパソコンなどをインターネットに接続させることです。
今までもスマートフォンではインターネットができます。
つまり簡単に表すと下記のような図になります。
インターネット <==> スマートフォン
しかし、スマートフォンでテザリングをすれば、スマートフォンを中継してノートパソコンでインターネットができるようになります。
つまり、下記のような流れになります。
インターネット <==> スマートフォン <==> ノートパソコン
このテザリングで一体、何が変わるのでしょうか?
これまで、ノートパソコンでインターネットをする場合、ノートパソコン用データ通信端末を購入し料金を支払う必要がありました。
しかし、テザリング可能なスマートフォンを持てば、別途データ通信端末を購入する必要が無くなります。
★どれくらい通信費が節約できるの?
さて、今年の4月にAUが国内携帯電話通信企業として初めてテザリング機能を搭載したスマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」を発売しました。
※ 参考:HTCとは台湾のスマートフォンメーカーです。
このスマートフォンはテザリング接続が8台まで可能です。
つまり、このスマートフォン経由で最大8台のノートパソコンでインターネットができます。(実際に8台も接続する人は少ないと思いますが・・。)
しかもさらに驚くべきなのが高速・大容量のモバイルブロードバンド通信WiMAXがパケット定額ブラン(ISフラっとの場合月額5460円)にプラス月額525円で利用できることです。
AUの社長自身「auのユーザーにワクワク感を伝えたいので、ちょっとくらい収入が減ってもいい」と言い切るほど思い切った価格設定です。(1)
スマートフォンのパケット定額プラン(約5,000円)に加え、外出先でノートパソコンでインターネットを利用するためには、データ通信端末通信費として約5,000円の合計月額1万円近くを支払う必要がありました。
それに比べ、スマートフォンとノートパソコンのデータ通信併せて月額合計約6,000円という「HTC EVO WiMAX ISW11HT」の通信費はかなり魅力的です。
★NTTドコモでテザリングは?
さて、NTTドコモも先日テザリング対応のスマートフォンを発表しました。
しかしテザリングを利用した場合の通信料金はスマートフォンのパケット通信費と併せて約10,000円となり、AUと比較すると色あせて写ります。
ただしNTTドコモは今年の冬に次世代通信サービス「Xi」(クロッシィ)に対応したスマートフォンを発売します。
この次世代通信サービスは現在よりデータ通信速度が受信時で約10倍になるサービスです。(2)
ドコモは料金が割高でも高速・大容量という差別化で訴える選択をしたのかもしれません。
★ソフトバンク、iPhoneは?
さて、残る国内携帯電話通信キャリアのソフトバンクはテザリングにどのような対応するのでしょうか?
実はソフトバンクが誇る人気機種iPhoneの最新OS「iOS4.3」にはテザリング機能が含まれています。(3)
しかし、国内ではソフトバンクが許可していないため公式にはテザリングができません。
ユーザから通信速度の遅さや電話回線の弱さが指摘されるソフトバンクが一般的に通信量が増加するテザリングをiPhoneで解禁することは難しそうに見えます。
今日、紹介したようにスマートフォンではテザリングという新しいサービスが広がっています。
外出先でスマートフォン+ノートパソコンやタブレットパソコンでインターネットを使用する人にとっては、テザリングした場合の通信費や機能などがスマートフォンを選ぶ新しい要素になりそうです。
参考
(1)「ちょっとくらい収入減ってもいい」──テザリング解禁に込めるauの「ワクワク感」
(2)LTEサービス「Xi」(クロッシィ) | NTTドコモ
(3)「Apple、iOS 4.3をリリース Wi-Fiテザリング機能など盛り込む」
2011/05/23配信