No.311 [ねじの学び舎]ねじの緩み対策について|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

No.311|ねじJAPANニュース(メールマガジン)

このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

[ねじの学び舎]ねじの緩み対策について

日本を代表する世界企業ソニーが個人情報流出事件に直面しています。
推定流出件数は1億件超、史上最大規模になりました。
トヨタのリコール問題、東日本大震災と日本企業にとって試練となる出来事が続いています。
さて、一体誰がソニーのネットワークに侵入したのか?
下記の記事では今回の事件以前にハッカーとソニーとの間に生じた出来事が紹介されていました。

「プレステ・ネットワーク」に侵入したのは誰か(WIRED  VISION)
ソニーに何が起きたのか――ハッカーとの暗闘の末に史上最大規模の個人情報流出(ダイヤモンド・オンライン)

ねじの学び舎

「ねじの学び舎」は、ねじJAPAN発行「質問技術相談集」のQ&Aを取り上げるコーナーです。知識向上にお役立てください。

質問:ねじの緩み対策について

ねじの緩み対策として、ねじの長さを長くしてねじの掛かり量を多くすることは効果的でしょうか。

回答

緩みの種類によります
ねじの緩みには大別して次の2種類があります。

1:回転緩み
振動や外力によって、ねじが回転し緩みが発生する。
2:非回転緩み
座面のへたり・陥没およびボルトの降伏によって軸力が低下し、緩みが発生する。

ねじの掛かり量を多くすればねじ面の接触面積(摩擦)が大きくなり、1の緩みに対してはいくらかは効果があるかもしれませんが、この方法はあまり一般的ではないようです。
これに対して、2はねじ自体は回転せず、軸力が低下して緩む現象ですので、この場合には効果がないと思われます。
その他の一般的な手法としては、

1の対策
・座面の大きい(又はセレーション付)のねじを使用し、座面の摩擦抵抗を稼ぐ。
・細目ねじを使用する。
・ねじ部に接着剤等を塗布し、ねじを固着させる。
2の対策
・座面の大きいねじ(又はワッシャ)を使用し、座面の面圧を下げる。
・適正締付けトルク管理
等が挙げられます。

編集後記

新しいInternetExplorer9が登場 〜XPユーザはどうすれば良い?

★IE9がリリース
InternetExplorer9(以降IE9と呼ぶ)のダウンロードが開始されました。
この新しいブラウザの登場は、XPを利用しているユーザにとって、どのブラウザを使うべきか考え直す出来事になるかもしれません。

★主な特徴は高速化
IE9の大きな特徴は高速化です。
IE9ではGoogleMapなど最近良く使われている技術であるJavaScriptを処理する仕組みが新しくなりました。

これによりJavaScriptの処理速度はInternetExplorer8(以降IE8と呼ぶ)と比較してなんと18倍も速くなりました。(1)
また、現在のHTML4から進化したHTML5になれば普及するグラフィック表示が他のブラウザ(Chrome、FireFox)と比較しても高速に表示できるとPRしています。

★18倍も速い・・・
さてIE9の最大の宣伝ポイントであるJavascriptの高速表示ですが、最新版のChromeやOperaと比較してずば抜けて速いのかというと・・・実はそれほど変わりません。
高速化されたと言うものの他のブラウザに追いついたという表現が正しいように思います。

この「18倍高速化した」という表現を良く考えてみると。
18倍速くなったIE9が他のブラウザと同じ程度であるということは・・・IE9の一つ以前のバージョンとなるIE8は、他のブラウザよりJavaScriptの処理スピードが18倍も遅い・・ということでは?と思ってしまいます。

★IE9を使えないXPユーザ
実はこのIE9はVista以降のOSに対応しておりWindowsXPには未対応です。
そして今後も対応する予定は無いようです。
最大の理由はGPUによるレタリングに関するAPIをサポートしているのがVista以降のOSのため、XPは未対応になったようです。(1)

確かにXPのOSで対応できないの機能があるとしても、対応不可能な機能を外して高速化された新しいJavaScriptの処理技術を搭載したXP対応のIE9をリリースする方法があると感じてしまうのですが・・その予定も無いようです。

つまり、XPユーザーはIE8を使用し続ける限り表示速度の遅いブラウザで今後我慢を強いられるようです。
ただし、表示速度がブラウザによって違うことなど気に留めないユーザも結構多くいるのも現実だとは思います。

★2014年にサポート期限が切れるXPユーザはどうすれば良い?
さてXPはリリースされ10年近く経ちますがまだまだメジャーなOSです。
実際に管理しているウェブサイトでも訪問ユーザーの75%はWindowsXPユーザでした。

反対にVistaと7ユーザは2割にとどまりXPの根強い人気が分かります。
しかし、大勢の人が利用しているXPも2014年にはサポート期限が切れます。
2014年まで残すこと3年ですが、IE9を見るとマイクロフトは早く新しいOSに切り替えて欲しいようです。

つまり、XPユーザーにとってIE9の登場は快適なブラウジングを楽しむために、サポート期限を考慮して新しいパソコンを購入するか、それとも他のブラウザに乗り換えるかという選択を意味しているのかもしれません。

参考
(1)Internet Explorerの中の人に聞く、ブラウザの未来とは(Lifehacker)
(2)互換性と速さを追求したInternet Explorer 9の実力(ASCII.JP)

2011/05/09配信