No.295 [ねじの学び舎]ねじが外れなくなる現象|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

No.295|ねじJAPANニュース(メールマガジン)

このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

[ねじの学び舎]ねじが外れなくなる現象

「パソコンを使うようになって漢字を忘れやすくなった。」このように感じることはありませんか?
インターネットの普及によって検索すれば直ぐに答えが見つかる世界が広がりつつあります。
漢字を忘れやすくなることを含めインターネットの普及は人類の知能を低下させるのでしょうか?
インターネットが人間の知的活動に与える影響を論じた邦書『ネット・バカ』の執筆者ニコラス・カー氏がインタビューの中で面白い指摘をしています。
※詳しくは下記記事をご覧ください。

iPad、グーグル、ツイッターでヒトは本当に馬鹿になりつつあるのか米国の著名テクノロジー思想家ニコラス・カーが語る“ネット脳”の恐ろしさ

というわけで、今回も「ねじJAPANニュース」をお届けします。

ねじの学び舎

質問:ねじが外れなくなる現象

ねじが外れなくなる現象で困っています。どなたか教えてください。
M4のブッシュに首付きねじを挿入しています。
運用上着脱が必要で、ねじを外す作業を行うのですが、ねじを緩めている途中で急に回転が重くなり、さらに緩うとすると完全にねじが動かなくなります。
そして無理に外そうとするとねじが首のところで破断してしまいます。
ブッシュとネジの材質は共に鋼でニッケルメッキを施しています。
このような現象が起こる原因は何が考えられるでしょうか?
同じ現象で数本のねじが外れなくなっているので何か原因があると思われます。
異物の噛み込みやメッキの不良、過剰トルクでの締め付けなど、いろいろ疑いましたが決め手が見つかりません。
アドバイスや参考文献などありましたら教えてください。お願いします。

回答

質問内容から判断して、多分焼け付き現象だと思います。
ねじを締めたり、緩めたりする作業は、当然ねじ山どうしが摩擦します。
この摩擦により発生する熱により焼け付いたものと思います。
とくに、おねじとめねじが同じ材質で有れば、その現象は顕著になる傾向があります。
これを防ぐ方法とし一番簡単なのは熱の発生を防ぐために、油を塗布する事です。
油で製品が汚れるのを嫌う場合は、おねじかめねじの材質を変更するか、焼け付き防止剤の塗布または処理をお奨めします。
ちなみに弊社では、焼け付き防止処理の行っていますので、ご連絡いただければ処理致します。

編集後記

盛り上がりを見せるネット上の割引クーポンサービス

★「食べログ」が始めた新しいサービスとは
先回の号で紹介した「食べログ」が新しいサービスを始めました。
それは、レストランの特別割引チケットの共同購入です。
今回は、ネット上で盛り上がりをみせているこのネット上の割引クーポンサービスをご紹介したいと思います。

★盛り上がりを見せるネット上の割引クーポンサービス
日本だけでも下記のサイトが割引クーポンサービスを初めています。
KAUPON(カウポン)
Q:Pod(クーポッド)
ポンパレード
食べログチケット
今までもWebサイトでネット限定の割引クーポンをサービスしている飲食店はありました。
では、この割引クーポンサービスは今までのクーポンと何が違うのでしょうか。
これらのクーポンサービスは2つの大きな特徴があります。
・クーポンの販売期間が短期間。
・クーポンの販売数に上限下限がある。
では、実際にどのような形で割引クーポンが販売されるのでしょうか。

★割引クーポンサービスの流れ
初めに、KAUPONやQ:Podなどのサイトで割引クーポンが販売されます。
欲しいチケットが見つかれば、クレジットカード決済でクーポン購入を申し込みます。
割引クーポンの販売数には最低販売数が設定されています。
その販売数を超えた場合のみ、クレジットカード決済が行われ、申し込んだユーザーはクーポンを使用することができます。
もちろん、1日~3日の販売期間で最低販売数に到達しない場合、クーポンは不成立となりクレジット決済は行われません。

★Twitterで広がる割引クーポン情報
さて、この割引クーポンサービスで欠かせない存在が、「つぶやき」、つまりTwitterです。
ユーザーはKAUPONやQ:PodなどのTwitterアカウントをフォローします。
すると、KAUPONやQ:Podは、Twitter上で割引クーポン販売の案内をTwitter上でつぶやき、ユーザーへの告知をはかります。
さらに、「販売期間が短期間」で「販売数に下限がある」ため、クーポンを申し込んだユーザーは、クーポンを成立させようとTwitter上でクーポン内容をつぶやき、割引クーポンの情報がネット上でさらに拡散されていくのです。
もちろん、メールでもユーザーへ告知されます。
それでも、企業から登録ユーザーへ、登録ユーザーから友人へと割引クーポンの情報が拡散する大事な一翼をTwitterは担っているのです。

★企業にとっても「美味しい」サービス
実は、このサービスは企業側にとっても美味しいサービスです。
今まであった販売促進はと少し比較してみましょう。
・街頭でチラシをばら撒く。
・新聞にチラシを入れる。
・雑誌やフリーペーパーに広告を掲載する。
・チラシをポスティングする。
・ネット上でバナーを掲載する。
・メールマガジンに広告文を掲載する など。
今まであったこれらの方法の難点は集客数の予測が難しいことです。
対して、KAUPON、Q:Pod、ポンパレードなどは、掲載料が無料の完全成果報酬システムです。
つまり、集客した分だけ企業は販促コストを支払えば良いのです。
さらに、クーポン成立時にクレジット決済されるため、クーポンを申し込んだのにお客様が来店せずに売上になかった・・ということはありません。
加えて、販売数の上限下限が設定できるため販売促進中の収支計算がしやすいメリットもあります。

★前払いのため、ご利用は慎重に。
このようにユーザーにとっても企業にとっても便利なサービスですが、「女性専用のサービスであることを記載した字が小さかった」「内容をよくみたら、あまりお得ではなかった」などのトラブルも生じています。(1)
申し込み時点でクレジット決済を依頼するためあくまでも料金は前払いのシステムです。
「お買い得」「激安」の文字に踊らされることなくあくまでも慎重かつ注意深い利用が大事ではないでしょうか。

参考
(1)【Web】格安クーポンサイト増殖中 記載・規約確認でトラブル回避

2010/09/27配信