このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。
みなさん、こんにちは!
6月17日にOffice2010の発売が開始されました。
今回からMicrosoft Officeに含まれている日本語文字入力ソフトMicrosoft Office IME 2010のダウンロード利用が無料になりました。
新しいIME 2010では入力文字の変換精度が向上しています。
OfficeXPなど以前のOfficeソフトを使っている皆さんは是非お試しください。
○Microsoft Office IME 2010(公式HP)
というわけで、今回も「ねじJAPANニュース」をお届けします。
二輪のマフラー修理を店に出したら、帰ってきた二輪のマフラーカバーの3個の留ボルトの内、1箇所が止まっていない事に気が付き、良く見ると、螺子穴が埋まっている状態でした。
要するに、締め過ぎでボルトの頭が取れてしまい、頭下が埋まってしまい、締めボルトの用を成さない状態になってしまったのです。
そこで質問なのですが、新しいボルトでしっかりと留める為に、埋まっている螺子下を何とか取り除きたいのですが、どのような方法で、取り除けるのか御教え願いたいのです。
宜しくお願い致します。
ネジサイズが分かりませんが、M3以上であれば、逆タップという工具が、ホームセンターで購入できます。
但し、折れたネジに穴を明ける必要がありますので、電気ドリル等の穴あけ工具も必要です。
一度、ホームセンターで逆タップを見つけて確認してください。
★「安いもの=悪いもの」は正しい?
安かろう悪かろう・・・安い物は、それなりの価値しかない。
確かに、100円SHOPで買ったグラスが簡単に割れたため、何回か買い替えたことがありました。
しかし、「安かろう悪かろう」という価値観が当てはまらない「無料経済」とも呼べるビジネスモデルが今、インターネットの世界で広がっています。
★「利用は無料」その収益源は?
例えば、Web検索サービス。
Yahoo!、Googleともに利用は「無料」(Free)です。
しかし、「無料」(Free)だから質が悪い訳ではありません。
他にも無料で利用できるサービスがインターネット上にあります。
例えば、Webメール(Yahoo!メール、Gmail、HotMail)。
これも利用は「無料」(Free)です。
しかし、これも同じように「無料」(Free)だから質が悪い訳ではありません。
反対にGmailはとても便利なサービスです。
Gmailは提供元がGoogleのためメール検索の機能がとても賢く便利です。
(昔のメールを探す場合でも思い浮かんだキーワードで直ぐに探し当ててくれるため、個人的にとても重宝しています。)
もちろん、Webメール・検索もサービスを提供するにはデータセンタの維持費、ソフト開発費などのコストが発生します。
これらの維持費をまかない、それを上回る収入を上げている仕組みは、皆さんも良くご存知の検索結果画面の隣に表示されるリンク広告です。
つまり、インターネットの世界では、「収益源は広告で利用は無料」このようなビジネスモデルが一般的であることが分かります。
★広告収入が無くても無料!?
しかし、広告収入が無くても、利用料無料のサービスがインターネット上ではあります。
例えば、インターネット上にデータを保存し、複数のパソコン間でデータを共有できるサービスを提供しているDropBoxはその一例です。
このDropBoxを利用しても広告は表示されません。
しかし、無料です。
では、何が収益源なのでしょうか・・・?
それは、数パーセントの有料会員が支払う利用料です。
このビジネスモデルを最近の造語で「フリーミアム」と言います。
>フリーミアムとは
>「フリー(無料)」+「プレミアム(割増料金)」の造語で、基本サービスを無料で提供することで顧客を広く集め、>その何割かに有料で高機能のプレミアム版に移行してもらう
>ビジネスモデルです。
※ホームページ「FREEMIUM」から引用(http://www.freemium.jp/)
昔から無料サンプルを配布し消費者を呼び寄せる方法がありました。
しかし、インターネット上でのこのビジネスモデルのポイントの1つは、無料ユーザーにかかるコストが低いことにあります。
そのため、ほとんどのユーザーが無料であってもビジネスとして成立するのです。
一般的に無料ユーザー95%に対して5%の有料ユーザーが存在すれば良いと言われています。
このフリーミアムという考え方を「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」という本を書き世間に広めたクリス・アンダーソンは著書の中で次のように紹介しています。
>「フリーミアム」[Freemium]は、ベンチャー・キャピタリストのフレッド・ウィルソンの造語で、ウェブにおけるビジネスモデルとしては一般的だ。
>それは多くの形態をとりうる。
>無料から高額のものまでさまざまなコンテンツをそろえるところもあるし、無料版にいくつかの機能を加えてプロ用の有料版をそろえるところもある
>(無料のFrickrと、年間25ドルを払うFrickr Proがその例だ)。
>皆さんは、それなら香水売り場から街角まで、>いたるところで配っている無料サンプルがこれに当たるんじゃないかと思われるかもしれない。
>たしかにそうだが、フリーミアムはそこに重要なひねりを加えている。
>従来の無料サンプルは、販売促進用にキャンディバーを配ったり、新米の母親におむつを贈ったりするものだ。
>そうした試供品は実費がかかるので、生産者は少量しか配れなかった。
>少量で消費者を引きつけて、より多くの需要を生もうとしたのだ。
>一方、デジタル製品においては、無料と有料の割合はまったく異なる。
>典型的なオンラインサイトには5パーセント・ルールがある。
>つまり、5パーセントの有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えているのだ。
>フリーミアムのモデルでは、有料版を利用するユーザーひとりに対して、無料の基本版のユーザーが19人もいる。
>それでもやっていける理由は、19人の無料ユーザーにサービスを提供するコストが、無視できるほどゼロに近いからだ。
※ホームページ「FREEMIUM」から引用(http://www.freemium.jp/)
★無料経済はどこまで続く
今日紹介したようにインターネット上では、これまでとは異なるビジネスモデルが広がっています。
では、インターネットのデジタル世界ではどんどん無料化が進むのでしょうか?
個人的には今後ユーザーがお金を支払う有料コンテンツも普及するのではないかと感じます。
例えば先日販売が始まったiPadは、電子書籍端末として注目されています。
iPadの普及は有料コンテンツを配信する優れたインフラになり得ます。
もちろん、インターネット上でのビジネスモデルを最終的に決定するのは、消費者である私たち一人一人の行動であるのは変わりありません。
追記.
インターネットにおける「無料経済」について下記サイトでの詳しい解説が載せられています。
※書籍「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」公式ホームページ「FREEMIUM」(http://www.freemium.jp/)
2010/07/20配信