このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。
みなさん、こんにちは!
10月22日、ついにWindwos7が発売されました。
Vistaと比較して上々の前評判だったWindows7ですが、初日はVistaの1.54倍を売り切り好スタートを切ったようです。
というわけで、今回も、ねじJAPANニュースをお届けします!
★Windows 7ついに発売、初日はVistaの1.54倍の売り上げで好スタート
└→http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200910230013.html
ドリリングねじは、材質SUS410が普通だと思いますが、SUS304相当(SUS305J1?)の材質に、浸炭焼入れ若しくは窒化処理したねじは、SUS410製に比べ、耐腐食性は本当に優れているのですか。
頭部、ねじ部の錆び、及び、隙間腐食による頭部破断の場合について、教えて下さい。
耐食性は・・・
SUS304相当品は熱処理ができないので、ドリルねじに使用できるほど硬くはなりません。
従って、ご指摘のように窒化処理をして硬さを出すわけです。
ステンレスの耐食性は、クロムが酸素と結合し、表面に酸化クロムの被膜を作り、それにより内部が酸化するのを防ぐことにより、耐食性が保たれます。
しかしこのクロムは、酸素よりも窒素のほうが親和力が強いので、窒化処理した場合には、表面に十分な酸化クロムの被膜ができないので耐食性は劣ってしまいます。
これを防ぐには、窒化処理後になにかメッキを施すより方法がありません。
従って耐食性はメッキの耐食性ということになりますし、ねじ込みの際にキズがついて、それらが脱落したら、耐食性は通常のSUS304相当品よりは劣ってしまいます。
当社には、ドリリングでき、耐食性も304並という材質で、ドリルねじを製造しております。ご一報下されば、説明に伺います。
耐食性について
現在、ステンレス鋼のドリルねじはSUS410が多いと思われます。
確かにこのSUS410については当社で熱処理を行っていますが、処理温度や材質の影響から硬化させても耐食性はほとんど劣化しません。
但し、SUS304については浸炭焼入や窒化処理を行うと
母材のクロム濃度が減少し、耐食性は劣化してしまいます。
(一部、低温のプラズマ窒化にて
S層と呼ばれる化合物層を得れば耐食性は良好になりますが、低温域での処理のため時間的に化合物層が厚くなりにくいことや
処理がバッチ式になるため、ねじへの適用は難しいと思われます)。
但し、もともと耐食性の良好なSUS304
が表面処理により耐食性が劣化したものと、SUS410の表面処理したものの耐食性の比較としては
条件により変わってくるものと考えられますので、一度ご相談下さい。
★「グーグルの働き方」
そんな特集を、日経ビジネスAssocie(10月20日号)で扱っていました。
Gmail、GoogleMap、ストリートビュー、YouTube、GoogleDocsなど
表に見えるWebサービスが良く取り上げられますが、この特集は、表面上のサービスではなく、Google特に日本法人を取材し、その働き方に焦点を合わせていました。
★有名な20%ルールという働き方
もちろん、Googleの働き方は今まで様々な媒体で取り上げられてきました。
特に有名なものが、「20パーセント」ルールと呼ばれる
働き方ではないでしょうか。
仕事の20パーセントを、自由な研究開発に使えるというルール。
※もちろん、何でも好きな研究という訳でなく、きちんと3カ月ごとに上司と相談し,管理されているようですが。
このルールの中で、GoogleNewsやのアドセンスが誕生してきました。
この仕組みこそが、次々と新しいサービスを生み出す
根源の一つであるといわれています。
★普通の会社ではありえない情報共有
さて、雑誌を読んで一番印象に残ったのが、その情報共有のレベル。
>経営会議の内容から開発中のプロジェクトの中身、>個々の社員の四半期目標とその達成率、>日々のスケジュール管理まで多くの情報を共有している。
> (中略)
>多くの会社では「部長以上しか知らない話」がたくさんあるが、>グーグルにはそうした情報は少ない。
ここまで情報をオープンにし
共有している会社は特異ではないでしょうか?
他にも、管理職になるステップなど
Google独自のユニークな制度に驚かされました。
★本当の強さはその働き方にある
表面上のサービスだけで言うと
Googleに追いつけ追い越せで他の企業もWebサービスに取り組みます。
しかし、Googleの働き方を知ると、この会社の強さの根源は、ユニークな働き方そのものにあるように感じました。
2009/10/26配信