No.248 [ねじの学び舎]SUSボルトについて|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

No.248|ねじJAPANニュース(メールマガジン)

このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

[ねじの学び舎]SUSボルトについて

みなさん、こんにちは!
突然ですが、皆さんが今、一番不満に感じていることは何ですか?
恋愛、仕事、政治、それとも家族・・?!
トブ太という豚のキャラクターに、自分の不満を注入すると、不満をバラマキながら空高く飛んでいき、その距離を競う。
こんな ちょっとした遊びを提供しているサイトがあります。
その名も、「全日本ご不満放出選手権」。
http://booing.jp/
ランキングを見ると、やはり仕事で不満を持っている方が多いようです。
可愛らしいトブ太くんが、画面いっぱい不満を撒き散らしながら飛んでいく姿は、爽快なものがあります。
皆さんも一度、自分の不満を画面いっぱいに撒き散らしては?
というわけで、今回も、ねじJAPANニュースをお届けします!

ねじの学び舎

質問:SUSボルトについて

ステンレスボルトの頭にA2-70と表記してありましたが、これは何の意味なのでしょうか?
また容易に入手できるのでしょうか?

回答

ステンレスボルトの頭部マーキングA2-70について
この御質問の内容については、ねじの業界に携わっている方の多くがご存知だと思いますので
あまり偉そうなことは言えませんがご説明いたします。
まずA2ですが、オーステナイト系ステンレス鋼を用いて
冷間加工(冷間鍛造)を行うものです。
ここでご存知かもしれませんが、オーステナイトとはボルトの組織の事で、鋼製ボルトを焼入れした時に生成される組織です。
(但しこのボルトは熱処理無しです。)
次に70ですが、これは強度区分を意味し、ボルトの引張強さが700N/mm2以上である事を表わしています。
これらの事は、JISハンドブック JIS B 1054ステンレス鋼製耐食ねじ部品の
機械的性質のページに詳しく書かれてありますので、ご確認下されば幸いです。
最後になりますが、A2−70のステンレスボルトは、径や長さなどにもよりますが入手できます。
ちなみに弊社でもA2−70ステンレスCAPを生産しております。
ご連絡をお待ち申し上げております。

回答

小ネジは・・・
A2-70の説明は、互省さんの回答に記載されて通りで、『オーステナイト系ステンレスで、引張強さが 700N/mm2以上のもの』です。
オーステナイト系ステンレスとは、18%クロム−8%ニッケルが基本になっており、SUS304やSUS305,SUSXM7の鋼種がこれに当たります。
これらの鋼種は熱処理が出来ませんので、加工硬化によって強度を出します。
一般的にステンレス製小ねじは、引張強さ 500〜550N/mm2の材料を使って加工され、製品になっても600〜650N/mm2の引張強さよりありません。
従って、A2-70を確保しようと思えば、材料の引張強さの高い数値の材料を使うか、強加工(絞り加工等)によって、強度を出してやる必要があります。
六角穴付きボルトの多くは、絞り加工でねじになる部分の強度を上げているので、A2-70の製品が出来ますが、小ねじの場合はほとんどがそのような作り方をしていませんので、メーカーと打ち合わせの上、製品の製造・販売をする必要があります。

編集後記

三越・伊勢丹を追い抜くネット企業とは?

今、JR大阪駅周辺は百貨店の工事ラッシュです。
2011年に進出する三越、阪急梅田店・大丸梅田店の増床改装が進行中です。
各百貨店は業界全体がマイナス成長のため、地域一番店を目指した戦いに駆り立てられているようです。
そんな悪戦苦闘している百貨店を尻目に、同じ流通業界で前年比30%近い成長を誇っている会社があります。(1)
それは、誰もが知っている「楽天」
株を取得したTBSとの問題や、プロ野球球団の取得などが注目されていますが、既にそごう、西武、阪急などの大手百貨店を超え、今年度、三越、伊勢丹を抜き去る規模に達すると言われています。(2)
ライブドアなどとは違い、営業利益の49%を生み出すEC事業を中核に、言わば地に足をつけたネット事業で
着々と右肩上がりの成長を遂げているのです。
実は、この楽天は「国際化」という取り組みにチャレンジしています。
例えば、ある日、結婚記念日を祝うために、楽天に出店しているフランスのワイン商店へ、特別なワインを1本注文する。
ついでにチーズも、同じくフランスの商店へ注文。
楽天サイトに行けば世界中の商品を購入できる。
反対に、中小の商店であっても、楽天に出店すれば世界展開が可能になる。
こんな事が楽天で気軽にできる日も近いかもしれません。
確かに、翻訳・流通・税関・決済など課題は数多くあります。
それでも、楽天がこの「国際化」という壁をブレイクスルーする時、Google、Amazonなどと肩を並べる日本発のネット企業になれると思います。

参考
(1)、(2)楽天 仮想商店街、世界へ
(週刊日経ビジネス 2008年8月25日号P45)

2008/11/05配信