No.235 [ねじの学び舎]一般材料の段付き丸棒|ねじJAPANニュース(メールマガジン)|ねじJAPAN

No.235|ねじJAPANニュース(メールマガジン)

このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。

[ねじの学び舎]一般材料の段付き丸棒

みなさん、こんにちは!
晴れの日が多く、天気もGoldenWeatherだった今年のGW。
休みはいつも、あっという間に終わってしまいますね。
気持ちを切り替え、仕事をがんばっていきましょう!
というわけで、今回も、ねじJAPANニュースをお届けします!

ねじの学び舎

質問:一般材料の段付き丸棒

一般材料の段付き丸棒については、2つの軸径と段付き角Rで応力集中が決まりますが、一般市販ボルトに応力集中を考慮して締付トルクを計算すると
非常に低い締付トルクになってしまいます。
逆に、ボルトの降伏点の70%の軸力で締付けた場合に応力集中を
考慮すると、計算では破断してしまいます。
ねじの基本的なこととは思いますがご教授の程、宜しくお願いします。

回答

たとえばボルトの締付け時の集中応力(α)は,
おねじ・めねじはめ合い端部近傍です。
ねじ部平均応力のおよそ4倍程度です。
この応力がボルトの耐力を超えても局部的な降伏が起きるだけで,
このようなわずかな塑性変形で,
ねじ締結体が成立しなくなるわけではありません。(破壊しません)
塑性域締付けといって耐力以上の応力で締める場合もあるくらいですから,
形状係数にとらわれずに取り扱ってください。
ただし,切り欠き係数(β)はまじめに取り扱ってください。
疲労破壊は深刻な問題です。

編集後記

着うたフルが変える音楽業界

先回から取り上げている音楽配信。
この音楽配信の急成長について紹介しました。
さて06年この音楽配信の売上額は、CDシングル生産額を初めて逆転しました。
06年CDシングル生産額は、508億円。
対する音楽配信市場の売上額は、534億円。
もうすでに音楽配信が、従来のビジネスモデルの一部を逆転したのです。
さて、この音楽配信の中でも特に急成長を遂げているのが、携帯向けの「着うたフル」。
06年 前年比 246%増
07年 同   199%増
※数量ベース
まさに目を見張る急成長です。
この着うたフルのコアユーザーは、58%つまり約6割が利用している高校生。
彼らは、平均すると月4曲ダウンロードするほど利用しています。
つまり、この年代層では、「携帯で音楽を楽しむ」という従来に無い新しいスタイルが、支持されていることが分かります。
では、TSUTAYAなどのレンタル店、タワーレコードなどのCD販売店はどうなってしまうのか・・・?
(株)ドコモ・ドットコムが、このモバイル向け音楽配信ユーザーに対して調査を行ないました。
◇1年前と比べ、CDのレンタル枚数について
増えた 14.5%
減った 28.7%
◇1年前と比べ、CDの購入枚数について
増えた  8.7%
減った 30.8%
CDの購入、レンタル共に「減った」と答えた人が、「増えた」と答えた人を、大きく上回っています。
減少傾向の流れは、もうすでに発生しているのです。

  CDの販売・レンタルから、インターネットを用いた音楽配信へ。

  インターネットの普及により音楽業界も、旧来のビジネスモデルからの変革が迫られていると言えるでしょう。
※掲載している統計データについては、特に注記が無い限り、(社)日本レコード協会からの引用です。

2008/05/07配信