このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。
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ねじ(小ねじ、タッピンねじ等)の頭部の十字穴の横にある小さな穴には、一体どのような意味があるのでしょうか?
これが有る物と無い物があるみたいですが、これはなぜですか?
識別マークです
俗に『ISOマーク』と呼ばれるているものです。
旧JIS規格では、ねじのピッチが現行のピッチより若干大きく、ISO規格導入に伴いこれが変更されました。
その時に両者を識別するのに、頭部にご質問にあるようなマークを付けていました。
この規定は、1977年11月末限りで廃止になっていますが、今も大部分のメーカーがそのままマークを付けて製作しています。
参考までに、旧規格と新規格のねじのピッチを記載しますが、記載していないサイズは変更がありませんでした。
旧JIS 新JIS(ISO)
M3 0.6 0.5
M4 0.75 0.7
M5 0.9 0.8
またこのマークの別な使い方として、材質の識別に利用されている場合もあります。
例えば、SUS304系は、頭部に識別マークを1個付ける。
SUS316系は、頭部に識別マークを2個付ける。
という具合に指定されるユーザーさんもあります。
ISOマ−クです。
ねじ(小ねじ・タッピング3種)の頭部に窪みマ−クの意味ですが、旧JIS規格において、 <表示−製品の表示> という項目があり、M3x0.5・M4X07及びM5X0.8の製品には、頭部上面に標識を明瞭に付けなければならない。
但し、特に注文者の指定が有った場合は、この表示を省略しても良い。
*標識は、原則として半円球の浮きだし又は窪みとし、その直径は約0.8mm、浮きだし高さ又は窪み深さは約0.25mmとする。
以上の規格により、ISOマ−クが表示されております。
(昭和43年にウイットねじの廃止及び
メ−トル並目・細目のピッチ改定により新規格品とを識別するために
マ−クを付けるようになったのではないでしょうか・・・?)
大晦日に、スペースワールドのジェットコースターで事故が起き、8人が軽症を負いました。
原因は調査中ですが、連結器のボルト・ナットが、関係していると報道されています。
ボルト・ナットは、どちらかと言うと目立つ事のない小さな部品ですが、社会生活の安全性に、大きな役割を担っています。
しかし、人命が関係する可能性のある部品にもかかわらず、社会的認知度はまだまだ低く、締結業界内では地位向上を求める声が、大勢を占めています。
今年一年、締結部品メーカーの地位向上が推進され、それが、わたしたちの安全な社会生活に寄与される事を願っています。
2008/01/15配信