投稿者:大阪府のねじを使用するユーザーさん[職種は非公開]
初めて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
当社は輸入商社で家具のパーツを輸入しております。
少し特殊なのですが、ある部品の一部は3枚のスチール材を重ねて
1本のボルトで留めている状態で輸入されています。
2枚のスチールは貫通穴になっており、1枚にはねじ加工がされております。
記号で示すと以下の通りです。
(A)-(b)-(c)-(D)
A:メネジ加工されたスチール 5mm
b, c :貫通穴 どちらも6mm
D : ボルト
海外メーカーの都合で、今まで有効ネジ長さが19MMだったボルトを
次回から17MMに変更するという通達がありました。
各パーツの厚みから計算しますと、19MMと17MMでは以下の違いが
発生すると思います。
19mm 使用時 : 6+6+5=17mm 2mmネジが飛び出す
17mm 使用時:6+6+5=17mm ネジの飛び出しはほぼゼロ
お聞きしたいのは、上記の条件の場合、取付強度に影響はでますでしょうか?
ご教授のほどよろしくお願いいたします。
回答者:nobodyさん
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ねじの呼び長さが19mmと17mmとなるとインチねじの規格じゃないでしょうか。
3/4インチが19.05mmです。
5/8インチは15.875mm、11/16インチは17.4625mmですので17mmの方は11/16インチが一番近いです。
但しこれらは呼び長さを1インチ25.4mmで換算しただけです。
とりあえず現状お使いのボルトの首下長さ(=呼び長さの実寸)と板に留っている状態での板からの出っ張り量を測ってみて、ボルトの長さの呼び寸法差と比較して検討してみてください。
一般的なインチねじの規格だと長さの最小単位は1/16インチです。
書き込まれた内容からボルトの長さ変更の影響を特定するのは難しいので、ボルトの呼び径が強度的に問題ないことを前提にしてメネジが切ってある板厚5mmに着目し、1種ナットの厚みと比較してみると、ボルトの呼び径がM5以下であれば板厚ギリギリでも実用上は問題ナシ(勘合長さが1種ナットと同等以上になる)、M6(または1/4インチ)以上だと微妙(実用レベルでの影響の有無を断言できない)と表現させていただきます。