SUS加工品のねじ焼付き原因調査方法|ねじのしゃべり場|ねじJAPAN

SUS加工品のねじ焼付き原因調査方法

投稿者:大阪府の機械さん[会社役員]

メーカーで技術系の職務に従事しているものです。
今回、弊社製品のねじ部でトラブルが発生し、ねじに詳しい方々のご意見をお聞かせいただきたいと思っております。
製品はSUSの丸材から削り出して作るもので2つの部品をねじで締結します、ねじはM40ピッチ1.5で締結部の長さは20mmです。
トラブルは、ねじを緩めようとした際に少しだけ緩んで、それ以上は緩まなくなったというものです。最初に少し緩めた際にもかなりねじが重かったようです。
材質はおねじ側がSUS403でめねじ側がSUS304です。系統は違いますが、SUS材同士であることからネジ部の焼き付きではないかと考えています。
本製品は約30年前から製造しており、今回のような事象は初めてでした。
客先からは原因の特定を急ぐよう言われておりますが、原因を特定する方法が思い浮かびません。
2つの部品を分解するにはネジ部を切断するしかないと考えていますが、切断した箇所が焼付いた面だった場合、原因の特定ができなくなるので不用意に切断したくありません。

2つの部品が締結された状態で焼き付いた部分がどこかを特定する方法はあるのでしょうか?
また、切断しネジ部を観察できた場合、ねじの表面観察で原因を特定(切粉の噛み込み、表面粗さ不良等)することは可能でしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授の程よろしくお願い致します。

  • 投稿日:2012-08-02 14:59:07
  • カテゴリ:質問・相談(ねじ)
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回答者:nobodyさん

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>客先からは原因の特定を急ぐよう言われておりますが、原因を特定する方法が思い浮かびません。
>2つの部品を分解するにはネジ部を切断するしかないと考えていますが、
>切断した箇所が焼付いた面だった場合、
>原因の特定ができなくなるので不用意に切断したくありません。

同一ロットの部品が複数無い限りトラブルのあった部品に手を付けずに原因を特定するのは無理です。
何をどうしていくかは工業試験場に相談してみてください。
(場合によっては有償で必要な検査や試験を実施できるケースもあり得ます)
それをベースにしたレポートなら客先も納得させられるはずです。