ねじの勉強をしている中で分からない物が出てきましたのでご回答お願いします。
表題の通りねじにはおねじとめねじとの引っ掛かり率が出てきます。ねじ入門書を閲覧し、JIS B 0205のメートルねじの公差等を使い計算されると一般的に引っ掛かり率は約60%前後になるのですが、この数字は妥当なところなのでしょうか。
もしくは他の文献で書かれている物が有りましたら情報を頂きたいのですが。
ねじ商社/販売系会社社員
[回答]ひっかかり率
ねじ入門書とJISとでは、ひっかかり率の計算式(意味)が違うようです。
<JIS>
おねじ外径の基準寸法−下穴径
ひっかかり率=―――――――――――――――― ×100(%)
2×(基準のひっかかり高さ)
<ねじ入門書>
実体のひっかかり高さ
ひっかかり率=―――――――――――― ×100(%)
基準のひっかかり高さ
ひっかかり高さは下記で求められます。
※おねじ外径−下穴径
ひっかかり高さ=――――――――――――
2
※JISでは「おねじ外径の基準寸法」を使用します。これに対して、
ねじ入門書では「実体のひっかかり高さ」と表現されているため、
おねじ外径の公差や測定値を用いて計算するとJISの計算式よりも
ひっかかり率が低くなります。
めねじ内径が6Hまたは2級の許容限界寸法内で製作されたものであれば、
ひっかかり率は80%前後になるはずです。
(参考 JIS B 1004 ねじ下穴径)
選択無し 2004-07-08 00:00:00
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