アルミの筐体にアルミのねじを使おうと考えているのですが7075、7050のT6熱処理(表面アルマイト)を行ったサンプルではねじり強さが2.4N/mm^2ほどしかありませんでした。機械的安全を見た場合3.2N/mm^2以上のものを考えております。引張とねじ切れが比例しているとは考えられないのですが[日本アルミニウム協会]のHPでは7090のT6処理が強いと判場されます。実際7090の合金でねじが製造可能なのでしょうか。また、7050,7075と比べて価格は異なるのでしょうか。
ねじ商社/販売系会社社員
[回答]アルミ合金製ねじ部品のねじり強さ
JIS B1057/表4にアルミ合金製ねじ部品のねじり強さの規定があります。クラスAL6が7075(7050)-T6(T77)に相当します。
この規格は,おねじ部品のねじり破断トルクの下限を規定していますが,これをねじ谷のせん断強さに換算すると下表のようになります。
d τb(N/mm^2)
M3 308
M3.5 329
M4 328
M5 285
このクラスのねじは実用化されています。T6では応力腐食割れ:SCCの危険性がありますからT77処理されています。
http://www.natec1886.co.jp/products/al_fastener/al_fastener.html
選択無し 2004-04-15 00:00:00
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