ねじの錆について

ねじの錆がでるものとでないものの差がどうしてあるのか教えて頂けないでしょうか。弊社で扱っている木製品の生産に生かしたいと考えています。

ねじユーザー企業(一般)

[回答]基本的に鉄は錆びます

基本的には鉄は錆びます。
ただ、錆びては困るため、古来より幾多の方法が考えられてきました。
大まかに分けて2つ有ります。
1.錆びにくい鉄でねじを作る。
 鉄といってもその成分により性状は千変万化です。
 ステンレス(直訳すると”錆びない”)が代表選手ですが、一般に高価です。
 又、ステンレスは、全く錆びないわけでは有りません。
 ステンレスの種類・使用条件などによっては立派に錆びます。
 もっとも通常のメッキのねじよりは錆びにくいのは事実です。
 ここまで書いておいて申し訳ないのですが、残念ながら専門外なので、
 詳細についてはどなたか詳しい方書き込みをお願いします。
2.表面を覆う。
 基本的に錆は表面から発生しますので、表面を覆って錆びないようにしようという方法です。
 塗装・メッキ・黒染めなどの方法があります。
 中でもメジャーなメッキについて。
 JISに規定されていますので、ハンドブックなどをごらんになるか、
 メッキ屋の知り合い(普通はいないかな?)に訊いてみるのが手っ取り早いのですが、
 鉄素地に防錆目的で多用される電気亜鉛メッキの場合。
 同じ外観でも、亜鉛の厚みが数種類規定されています。
 もちろん厚い方が錆び難いことになってます。
 又亜鉛メッキの場合表面にクロメートをかぶせて色を付けるため、
 金色(業界では黄色)と銀色(業界ではユニクロ:衣類やさんではありません)に
 基本的に防錆性能の差はありません。
 緑色(グリーンとかオリーブとか呼ばれています)は別です。錆び難いです。

 黒染めについて。
 南部鉄器を思い出していただければよいです。
 錆びといっても、嫌われるのは進行して素地を食い尽くしていくいわゆる赤錆です。
 黒錆び(化学式が違う:詳しい方教えて下さい)は、鉄表面に安定且つ緻密な被膜を作成し、
 内部の鉄に進行しないため、赤錆を防ぐ目的で使用されます。
 亜鉛メッキに比べると、防錆力は落ちる様です。
 
以上、普段自分が仕事で接している範囲だけですが、
何らかの参考になれば幸いです。
又、参考文献を調べるでもなく書いていますので、
もしかしたら思いこみなどの間違いもあるかもしれませんが、
その点は、平にご容赦頂きますようお願い致します。

選択無し 2001-04-09 00:00:00

[回答]ねじがさびるのは

ねじが錆びたり錆びなかったりするには次の様な事からではないでしょうか。

材料が違う
鉄だと錆びやすく ステンレスだと錆びにくい (ステンレスにも錆びにくい物と錆やす
い物とがある。)

表面処理が違う

犠牲防食 亜鉛鍍金だと比較的早くさび ダクロとかは錆びにくい
表面処理を薄くすると錆び易く厚いと錆びにくい

表面改質 材料の表面のごく一部を 適度に酸化させ皮膜をつくる。
厚いと強い。強い膜とよわい膜がある。

ねじで止める物の材料が ねじの材料よりも貴金属であるとその差に応じて錆びやすい。

ねじで止められている物が置かれてある環境によって錆びる錆びないができる。

この様な条件の組み合わせで 錆の出る出ないの差が出来ると思います。
実際どのような使用状態かを教えて頂ければ、お答えできるとおもいます。

選択無し 2001-04-19 00:00:00

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