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株式会社阪村機械製作所

阪村機械は、ボルトやナット、自動車パーツを成形する“フォーマー”という鍛造機械のエキスパートです。

 阪村機械は、コイル材やバー材を切断したブランクから、ボルトやナットなどの締結部品、自動車パーツ、高層ビルのハイテンションボルトなどを成形する“フォーマー”という鍛造機械の設計・製造・販売を手がけています。

 現会長である阪村芳一が、針金加工機の製造販売を始めたのが1947年。その後ヘッダーを手がけるようになり、1955年には国産第一号のボルトフォーマーを開発しました。そして、1956年に日本初のナットフォーマーを開発して以来、フォーマーのリーディングカンパニーとして、「いかに生産スピードを向上させるか」「難形状パーツの高精度成形」「段替え時間 及び 調整時間の短縮」といったさまざまな課題にチャレンジしています。

 阪村機械では、まず何よりも顧客満足を第一に考え、ユーザー様のご要望にあわせた一品一様のフォーマーを製造しています。フォーマーは自動車関連のユーザー様に多数ご採用いただいていますが、環境問題に対応したエコカーや、世相を反映した低価格車向けの加工部品の需要が拡大していく中、大型部品のネットシェイプを可能にする超大型フォーマーの受注も増加しており、冷間フォーマーでは世界最大クラスとなる圧造荷重13,000kNの6ステーションフォーマー、熱間フォーマーでは最大圧造荷重21,000kNの4ステーションフォーマーの実績があります。

 また、自動車業界・自動車部品業界の現調化にともない、最近では海外に出荷する機械が増加しています。近年はタイやベトナムといったアジアの新興国に納めることも多くなっていますが、日系企業が多く進出している米国には1997年にSAKAMURA U.S.A.を設立し、メンテナンス・サービスに当たってきました。現在は、フォーマーのメンテサービスだけでなく、フォーマー部品の製作や、金型、オイルなどの販売も手がけており、現地顧客にお喜び頂いています。

 さらにヨーロッパにおいては、1970年代から機械販売を行っており、累計で100台ほどの販売実績を持っています。そのアフターメンテナンスを充実させるため、技術力に定評のあるドイツのREDIMO社と技術提携して、サービスにあたっています。2014年には阪村機械とREDIMO社との合作第1号機となる6ステーションパーツフォーマーも誕生しており、今後もREDIMO社との連携を深め、ヨーロッパ顧客のニーズに応えていきます。

 「顧客第一主義に徹し、パフォーマンスNO.1の塑性加工技術とサービスを追求する」
それが私たち阪村機械のフィロソフィーです。

会社情報

会社名株式会社阪村機械製作所(さかむらきかいせいさくしょ)
企業種別ねじ関連企業(工作機械・工具・検査機器 )
代表者名中野 孝之
設立1959年
資本金30,000万円
売上非公開
URLwww.sakamura.org/
セールスポイント品質  提案力  海外対応可  

本社

住所 〒6130035  京都府 久世郡久御山町下津屋富ノ城 46
電話番号0774-43-7000
FAX番号\N

商品・設備情報

ジョグダイヤルシステム

ジョグダイヤルシステム

ジョグダイヤルシステムの概要

フォーマーは、モーター駆動によりフライホイールを回転させ、その回転運動をクランクシャフトを介してラムの往復運動に変換して成形を行っています。

フライホイールに設置されたクラッチによってメイン駆動の入切が行われますが、通常はフォーマーの微妙な調整を行う際には、クラッチ寸動でフォーマーを回しながら作業しています。しかしながら、クラッチのすべりにより正確な微調整ができない、といった問題がありました。

ジョグダイヤルシステムは、小型のサーボモーターを取り付けることにより、ラムの前進・後退・停止が手回しダイヤルで簡単に行えるシステムです。これにより、段替え後の微妙な金型調整が容易になり、金型の破損回避にもつながります。特に、後退ができることでチャック開閉タイミング等の微調整に威力を発揮しています。
本システムは、既設機に後付けすることが可能です。

コンパクトフォーマー

コンパクトフォーマー

コンパクトフォーマーの概要

昨今の風潮として、自動車には省エネやクリーンエネルギーへの要求が高まっていますが、時代とともに求められるものも変化していきます。フォーマーにおいても、高速化や段替え時間の短縮といった従来からのニーズに加え、最近では省スペースが求められるようになっています。
サカムラでは、機械芯高を低く設定してステップ台を排除したコンパクトフォーマーを製造しています。これらコンパクトフォーマーでは、従来機に比べるとおよそ60%以上も据付面積が減少しています。